こんにちは
今日は納会で使った構築を書きました
結果は総当たりで14人中3位(8-5)でした
ルールはこんな感じ
・ダブル2250
・「対応メガストーン持ち」と「対応Zクリスタル持ち」で戦う
・「ほろびのうた」禁止
使用構築
構築経緯
このルールを考察するにあたり、何種類か構築を考えては棄却してきました。発想した順につらつら書きます、長め
①雨
技:あまごい / じしん / たきのぼり / じたんだ
ペリッパー@ヒコウZ
技:ぼうふう / おいかぜ / ねっとう / まもる
メガシンカの中で最も高い瞬間火力が取れるメガリザードンYへのメタから生まれた構築です。初手で「あまごい」をすることで相手のリザYに対して天候を再度上書きして圧倒的優位に立てます。また、純粋に種族値おばけのメガラグがめちゃつよです。
しかしラグの隣がペリッパーとかいう弱いポケモンになってしまうことや2匹揃って高耐久水ポケモンに対する打点に欠けることを考えて不採用に。
『まあ、ペリラグはみんな思いつくからガンメタされるでしょ、使うべきではない』(クソデカフラグ)(1位のよっぴーの使用構築)
②かなしばり+アンコール
かなしばり / まもる / みがわり / シャドークロー
アギルダー@ムシZ
技:アンコール / いのちがけ / むしのさざめき / まもる
普通のダブルにおいてエルゲン(エルフーン+ゲンガー)の並びで見る戦術ですね。前ターンに技を使った相手に対して「かなしばり」と「アンコール」を集中することで3ターン「わるあがき」しかさせない凶悪なコンボです。今回は22で交換されることがなく、相手の素早さも推測しやすいため、エルゲン以外にも様々な選択肢がありました。
メガシンカとしては先制「かなしばり」ができるジュペッタや「アンコール」「かなしばり」の両方を覚えるフーディンが、一般枠としてはいたずらごころ抜きでもほぼ先手「アンコール」ができ、「いのちがけ」によるサブプランも用意できるアギルダーが面白かったのですが、せっかく相手の行動を縛ってもZ技で抜けられるのでそもそもの戦略が不安定でした。
③Zトリル→さいみんじゅつ
技:トリックルーム / さいみんじゅつ / いやしのはどう / サイコキネシス
技:ねこだまし / しおふき / みずのはどう / りゅうのはどう
「Zトリックルーム」の効果は「命中率を1段階上げる」です。トリルを張って素早さ関係を掌握してから「さいみんじゅつ」を打ちましょう。
トリルと催眠を両方覚えるポケモンの中で強力なのはドータクンとサーナイトだと思います。ドータクンは低速「ジャイロボール」など、一連の流れを決めた後も強い動きが期待できます。サーナイトはトリルを読まれづらく、メガシンカの選択肢もあるので相手視点で不可解が多いです。
安全にトリルを張るために隣には「ねこだまし」が使えてかつ制圧力の高いメガシンカを置きたいです。該当するのはガルーラとカメックスですね。
Z技の使い方を含め、勝利までの一連の流れが模範的で、煮詰めれば強い構築になったと思います。
④テテフグロス
サイコキネシス / サイドチェンジ / マジカルシャイン / まもる
しねんのずつき / じだんだ / だいばくはつ / アームハンマー
全国ダブルでメジャーなテテフグロスですが、このルールでもかなり強いと感じていました。サイコフィールドにより「ねこだまし」から展開を作る相手に強く、テテフもグロスもパワフルで、調整次第で適切な耐久と素早さの両立が期待できます。テテフのエスパーZは「サイコキネシス」を超火力技に変貌させるだけでなく、「サイドチェンジ」に使うことで攻撃逸らしと素早さ操作を両立することもできます。
いろんな構築を考える度に「じゃあテテフグロスどうする?」「うーん、微不利…」みないな脳内会話が繰り返されていました。このゲームへの理解が深まるにつれて魅力を感じる並びで、実際にテテフグロスを使ったペッコは2位になっていました。
⑤要塞ハピナス
ハピナス@アクZ
技:よこどり / たまごうみ / ちいさくなる / ちきゅうなげ
技:てっぺき / どくどく / だいもんじ / はかいこうせん
このままだと③か④で普通に勝ちに行くかな〜とか思いながら考察を止めていたのですが、大会3日前にふと思いついた並びがありました。それがエルフーン+ハピナスです。これはエルフーンの「コットンガード」をハピナスが「Zよこどり」することで耐久を底上げしつつ、副作用の「素早さを2段階上げる」によって上から「ちいさくなる」ができるというものです。
今回はエルフーンが使えないので代替案を考えます。「コットンガード」を覚えるメガシンカはチルタリスとデンリュウがいますが、どちらも素早さが低く、技を使う前になんかやられそうです。そこで白羽の矢が立ったのがボーマンダでした。特性いかくと、「てっぺき」を「よこどり」することで擬似的に防御3段階上昇を満たすことができます。1ターンでここまで強化すると、集中攻撃されても回復がほぼ間に合うため、縮小するスキを作れます。
ボーマンダには「てっぺき」以外に「ちきゅうなげ」でダメージを与えられないゴーストタイプへの遂行手段として「どくどく」を、どちらも効かないギルガルドをブレードフォルムから1発で倒すために「だいもんじ」を、ハピナスを素早く倒してしまう格闘ポケモンを縛るために「はかいこうせん」をそれぞれ搭載しました。
かなりの自信作でしたが、言うまでもなく害悪の部類に入るので、みんなに嫌われる覚悟が必要なのと、長時間粘るので大会の進行を妨げるかもしれないことがネックでした。
⑥雪崩ハピナス
サイドチェンジ / いわなだれ / いやしのはどう / てだすけ
要塞ハピナスの素案を考えたときに、通常のダブルレートでの使用例を調べたのですが、そこで目に留まった記事[*1]がありました。コンセプトは「Zサイドチェンジ」で素早さを上げたハピナスでてんのめぐみ「いわなだれ」を打ってめっちゃ怯ませて、その隙に隣で積みまくって全抜きする、というものです。見込める勝率はともかく、やってることはとても面白そうだったので、最終的にこの戦略を採ることにしました。パーティ名はそのまんまです
個別解説
特性:てんのめぐみ
技:サイドチェンジ / いわなだれ / いやしのはどう / てだすけ
性格:おくびょう
配分:336(44)-*-62(252)-*-155(0)-112(212)
調整
S+2で最速メガプテラ抜き
初手「サイドチェンジ」でジャンケンをチラつかせて上から「いわなだれ」を打つことでさらにシャドウバースをします。特性てんのめぐみにより雪崩の怯み率は60%で、2匹に当てているので60+60=120%の確率で相手を止めることができます。理系なのにこの当たり前の計算ができない人が多くて頭を抱えていました。
採用理由の2つの技以外は反動や攻撃で削れたボーマンダを回復させる「いやしのはどう」と、マンダの縛り範囲を広げる「てだすけ」としました。
特性:いかく
技:りゅうのまい / すてみタックル / じしん / まもる
性格:いじっぱり
配分:189(148)-209(196)-151(4)-*-130(156)-141(4)
調整
手助け込みA+1ダブルダメ地震で無振りメガメタグロス確定1発
S準速ドリュウズ抜き
ハピナスの援護を受けて相手2匹を薙ぎ倒します。ハピナスの戦闘力はほぼ0なのでマンダが倒れると降参ボタンを押します。ハピナスが頑張ると2回以上舞えるので素早さに努力値は一切割かず、火力と耐久にガン振りしました。
振り返ると準速テテフの上くらいは取れたら良かったなとか1舞でメガフーディンは抜いておくんだったなとか反省点もありました。
終わりに
納会もいつも通り楽しかったです。合宿も行く人は楽しんできてください!