■構築概要
不毛なヘイラッシャミラーを解決するためにキラフロルを採用し、毒の要素を入れた構築です。相手がヘイラッシャを先発に置いた場合は「キラースピン」で、後発に置いた場合は特性「どくげしょう」でどくびしを撒くことでより確実性の高い毒撒きができます。
■副産物
以下2点により、ヘイラッシャとキラフロルの相性がかなり良好なことが分かりました。
1. 毒+「まもる」の自動的な削り
相手がトリル構築などの場合、事前にキラフロルで対面の2枚に毒を撒くチャンスがあります。これが、その後のターンで合体したヘイラッシャで「まもる」による時間稼ぎを行う際に、同時に削りを入れられるため非常に効果的です。
2. 攻めのタイプ相性
キラフロルは環境でユニークなタイプ・攻撃範囲を持っており、見かけ上刺さっている構築が多いです。そのため、ガブリアスやサーフゴーなどのキラフロルに強いポケモンの選出をある程度強要でき、そして、こうしたポケモンの多くはヘイラッシャで有利に戦えます。
■テラスタル
キラフロルは草テラスタルにしていますが、これは主に対ヘイラッシャで切ります。対面にヘイラッシャがいる場合は居座って「キラースピン」を撃つ必要があるため、草テラスタルで縛りを解除します。ミラーで一方的に毒を入れることに成功すれば、限りなく低いコストで相手のヘイラッシャを突破できるため、自分のヘイラッシャにテラスタルを切らなくてもまず負けないでしょう。
■アレンジ案
1. ニンフィアの持ち物をリリバのみにする
キラフロルが相手のサーフゴーやドドゲザンをとても呼び込むので、ニンフィアを先発に置いた際のリリバ発動率が高まっています。一応、今回のニンフィアは特化ドドゲザンの「アイアンヘッド」を14/16で耐える調整をしていますが、リリバを持たせることでさらに立ち回りに余裕が生まれると思います。
2. ヘイラッシャに「みがわり」を採用する
副産物の項で毒と「まもる」の相性の良さに言及しましたが、「みがわり」入れて"みがまも"でさらに毒ダメージを稼げるようにするもの良いと思います。
■困っていること
ランクバトルで全然ヘイラッシャに当たりません。
■おわりに
ベースは強いヘイラッシャ構築なので、キラフロルは添え物くらいに思って選出を考えれば普通に勝てます。しかし、真にキラフロルが輝く戦いがないのが寂しい。そこで誰かに検証してもらいたく公開することにしましたので、よろしければどうぞ。フィードバックを貰えると泣いて喜びます。