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【PJCS2024予選第3回使用構築】晴れガチクレセ

■構築概要

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ガチクレセに晴れの要素を加えた構築です。ハバタクカミ、ガチグマ、コータスの高火力全体技で一気に相手を削り切っていく展開を目指して立ち回ります。

■個別解説

ガオガエン

201-135-143-*-124-78

H.244 B.156 D.108 わんぱく S個体値27

○概要

主にリソース受けやデバフ撒きを行い、スムーズなトリル展開を支える役割を担います。

○くさテラスタル

もとよりガオガエンの有力なテラス選択肢ですが、実運用は稀であるものの、ガチグマの「じしん」に巻き込めることも評価しています。

○調整

・A192ウーラオスのプレート「すいりゅうれんだ」をオボン回復込みで確定耐え

・C205赫月ガチグマのいのちのたま「ブラッドムーン」を確定耐え

 

ハバタクカミ

143-*-83-167-156-205

H.100 B.60 C.92 D.4 S.252 おくびょう

○概要

先発での盤面崩しとトリル後のスイープを担います。特に、クレセリアを集中攻撃で突破してトリル始動を防ぐ並びを「てだすけ」+「マジカルシャイン」で崩す初手が強力です。

○フェアリーテラスタル・こだわりメガネ

最も撃つ技が「マジカルシャイン」であり、その火力を最大限引き出す選択をしました。

○調整

・A189パオジアンの「ふいうち」を確定耐え

・C185サーフゴーのダブルダメージ「ゴールドラッシュ」を15/16で耐え

・てだすけテラスタルダブル「マジカルシャイン」で無振りリキキリンを12/16で1発

先発から果敢に突撃することが多いため、初手で縛られない耐久を確保しました。最速にしておくと、多発する同族との対面でメガネっぽい個体に同速勝負を仕掛けたり、ひでりでこだいかっせいを発動させることでSブーストのサポート型の個体を抜くことができるため、少し楽になります。

○わざ

「パワージェム」は雪とセットで組まれているヒスイウインディに一貫するサブウェポンとして採用しています。

 

クレセリア

227-*-149-95-169-81

H.252 B.148 D.108 なまいき S個体値2

ガオガエンと並んだときにダウンロードで攻撃が上昇する

○概要

トリラーです。本構築は4-5ターンでの決着を目指す攻撃的な選出パターンが多く、クレセリアにも攻めの選択肢を多く持たせました。

ゴツゴツメット

最もダメージに貢献するもちものとして選びました。「サイドチェンジ」と好相性で、成功すればリソース受けとダメージ稼ぎを同時に行うことができます。

○どくテラスタル

ラスタルを切った際の裏目が最も少ないタイプを選択しました。

○調整

ガオガエンと並んだときにダウンロードで攻撃が上昇する

ガオガエンのいかくで防御を強化できるため、特防寄りの配分です。ただ、せいしんりょく持ちやウーラオスからのダメージもなるべく抑えたく、上記の数値まで防御を上げることにしました。

○わざ

「てだすけ」は全体技の火力をブーストでき、個別の構築への立ち回りにも深く関わる必須技です。

れいとうビーム」は構築で重めなゴリランダーとランドロス(化身・霊獣)に一貫する打点として採用しています。

「サイドチェンジ」は攻勢の維持とアタッカーの生存を両立したい中立盤面で使います(「サイドチェンジ」はこちら側の選択肢が多く、相手の意識がこの技まで及びにくいときに使うと強力です)。本構築ではトリルターン中のガチグマの攻撃をより安全に通すために重宝しました。

結果的にクレセリアの代表技である「みかづきのいのり」不採用の構成になりましたが、コンセプトに沿った技選択ができたと考えており、使用感はとても良かったです。

 

ガチグマ

237-194-125-*-116-49

H.252 A.132 D.124 ゆうかん S個体値0

○概要

構築のエースです。基本的にトリックルームからこのポケモンを展開し全抜きを目指します。

○ゴーストテラスタル

主にトリルターン中に攻める展開で「ねこだまし」による阻害を防ぐために切ります。

◯調整

・H207-B111ゴリランダーをやけど状態の「からげんき」で確定1発

必要最低限の火力を確保して残りをHPと特防に回しました。素早さは赫月ガチグマの下を確実に取りたいため最遅としています。

○わざ

つるぎのまい」と「ぶちかまし」の選択で前者を採用しています。主にディンルー+ヘイラッシャの並びをローリスクで崩す手段、ならびに威嚇サイクルへの切り返しとして使用します。

 

オーガポン(かまどのめん)

156-172-104-*-116-178

H.4 A252 S.252 ようき

○概要

主にスタンダードとミラーのマッチアップで選出します。構築に最後に入ってきたポケモンであり、当初この枠はウネルミナモ@おんみつマントとの選択でした。ウネルミナモではモロバレル入りへの勝率が低く、最終的にこちらを選択した経緯があります。

○調整

特筆する調整はありませんが、1.5倍「ばかぢから」である程度防御を伸ばしたガオガエンを一撃で倒すために極振りレベルの攻撃が必要で、同族対面も発生しやすいため素早さも最速から落とせませんでした。余りの4振りはHではなくDに振るとメガネハバタクカミの「パワージェム」の乱数が有利にずれる可能性が高いため、現在はそちらの方が良いと考えています。

○わざ

調整で少し書いたように、ガオガエンを一撃で突破してスタンダード側のサイクルを崩すために「ばかぢから」を採用しています。オーガポンにいかくが入った状態でもテラスタルしてランクダウンを消して「てだすけ」を合わせることでガオガエンのワンパンを狙えます。

 

コータス

167-*-160-150-101-22

H.172 C.252 D.84 れいせい S個体値0

○概要

トリル下でガチグマと並べてゲームを終わらせるほか、雪、ベテパ(ドータクン)、ガチトリル(コータス)に対応するために選出します。

○わざ

「てだすけ」はハバタクカミと並べた際に使うつもりで採用しましたが、振り返るとほぼ撃つことはなく、コータスミラーを有利に運べる「だいちのちから」の方が良かったです。

 

■選出

先発:ガオガエン / クレセリア

後発:ガチグマ@1

すてゼリフ」+「トリックルーム」からガチグマを着地させる、ガチクレセのアーキタイプで最もベーシックな展開方法です。

想定相手:エンテイ入りスタンダード、ドドゲザン無しウガツホムラ軸など

先発:ハバタクカミ / クレセリア

後発:ガチグマ@1

クレセリアのトリル始動を高火力の集中攻撃や「ふういん」で対策していそうな相手に選出し、「てだすけ」+「マジカルシャイン」で迎撃する選出です。そのほかにも初手の選択肢が攻めと守りの両面で豊富なため困ったらこのパターンを選ぶことが多いです。

想定相手:エルフーン+リキキリン、トルネロス+ブリジャラス、雪など

先発:ガチグマ / クレセリア

後発:@2

先発ガチグマの遅さが気にならない場合、または初手から「つるぎのまい」や「じしん」を撃ちたい相手に出します。この選出パターンの場合は「 サイドチェンジ」を積極的に使い、非トリル下でガチグマを動かします。

想定相手:ディンルー+ヘイラッシャ、ウガツホムラ+ドドゲザン、毒寿司、エルレイド入りガチトリル

先発:オーガポン / クレセリア

後発:ガチグマ / ガオガエン

対スタンダード用の選出です。サイクルに付き合いながら、オーガポンの「ばかぢから」でガオガエンを倒すか、ガチグマの「つるぎのまい」で崩す瞬間を探します。

想定相手:スタンダード全般

先発:ハバタクカミ / オーガポン

後発:ガチグマ / コータス

ガチクレセミラーで選出します。ガオガエンモロバレルを組み込んだベーシックなガチクレセにはこのオーガポンの刺さりが良いです。

想定相手:ガチグマ+クレセリア

 

■戦績

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W28-L10 

負けた試合の内訳は、

3戦目 イダイトウ(メス)+ペリッパー

7戦目 ガチトリパ(トリルしたと思い込み)

12戦目 エルテラカミユイ+コノヨザル

16戦目 ディンラッシャ+パオカイ

17戦目 エンテイ入りスタンダード

19戦目 スタンダード(押しミス)

21戦目 ワタッコ入り活性パ

26戦目 スタンダード

32戦目 ホムラカイリューラッシャ

33戦目 ガチトリパ

敗因はガオガエンのシュカのみケアを忘れて負けたりとか 、サイドチェンジが噛み合わなかったりとか、運とか、苦手構築だったとかいろいろありましたが、バカで2敗したのが本当にアレです。

それでも予選を抜けられたのだからそれなりに強い構築を作れたのかなと思っています。

 

■ちなみに

本戦は上記構築のうち炎オーガポンをモロバレルに変更し、その他微調整したものを使用していました。結果は死角からのメタを跳ね返さずボロ負け…来年またがんばります……