GOSICK Gothic

ポケモン、たまにアニメ

夏のパリピスタン「イイ波のってんね~」【こがポケ納会2018使用構築】

 今期アニメの「あそびあそばせ」にハマりすぎて毎話3周してるちゅりたろんです。とにかくめっちゃ面白いのでこの記事読むくらい暇な人はぜひ見てください

今回はサークルの納会大会【マンタインサーフ2on2】で使った構築の紹介です

 

[目次]

 

1.ルール

・ダブルレベル50フラット2on2

・「マンタイン」と「やくものポケモン」の2匹のみをパーティに入れて対戦

・「やくものポケモン」とは、マンタインサーフにおいて僕らのBP稼ぎを妨害してくる、海ガ◯ジであるところのメノクラゲサニーゴホエルコ・ホエルオー・サメハダーナマコブシ」の6種類のポケモンを指す

・道具「きあいのタスキ」および「サメハダナイト」をポケモンに持たせるのは禁止

つまるところ、マンタインとその相棒を1匹を選んで戦う限界ルールですね。限界ルールといえばなんか納会とほぼ同時期に公式でピカブイとかいう大会もやってましたが、そっちは深い考察ができず最終16半ばで潰えてしまって「んなぁ」って感じでした

メイドインアビス」の劇場版(総集編)は来年1月公開予定です!観に行こうな!

 

2.構築経緯

 みんなサメが強いって言ってたのでサメ以外で優勝したらかっこいいなと思って他のポケモンで勝てそうな戦略を練ることにしました。

そこで「じならしマンタ+保険サニーゴ」、「うずしおマンタ+まとわりつくクラゲ」、「カクトウZナマコ+のろいマンタ」など様々な案を試したんですが、結果得られのは、メノクラゲナマコブシ、ホエルオー(ホエルコ)は基本的に陰キャ戦術を仕掛けるため「みがわり」持ちのサメハダーに勝つのが難しいという気づきだけ。また、サニーゴについては「はりきり」の命中ダウンとマンタインの「タネばくだん」の存在が憂慮されました。

これらの負け筋を無視できなかった僕は泣く泣くサメに魂を売ることに。「みがわり」サメを採用し、そこからサメに強いサメを考えることにしました。

そこで、ルールが開示されてすぐに、こがポケ内で『サメハダーの「てだすけ」込みの「Zかみくだく」はナマコブシ以外をほとんどワンパンできるのでヤバい』という話が広まっていたことを思い出し、僕もその戦術を検討しましたが、ここで『サメハダーだけワンパンするならただの「Zはかいこうせん」だけでいい』という圧倒的気づきを得てしまいました。2回の気づきを得た僕の最終的な戦略は

・サメ以外→「みがわり」サメハダーでeasywinを狙う(サニーゴは躱す)

・サメ→「Zはかいこうせん」でワンパン

マンタイン→こちらのマンタインの火力と素早さを上げて「めざめるパワー(電気)」で上から2発で倒す

という感じに。

なお構築名は陽キャ(サメ使い)を◯すと息巻く陰キャ共を分からせる最強の人種「パリピ」から命名しました

 

3.並びと個別解説

並び

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個別解説

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マンタイン♂@じしゃく

特性:すいすい

性格:おくびょう

実数値:161-*-90-132-160-134

努力値:4-*-0-252-0-252

技構成:まもる/エアスラッシュ/めざめるパワー(でんき)/はねやすめ

調整

・最速

・じしゃく込みめざパでH252マンタインに47.9%~58.3%

 このポケモン育成して初めて知ったんですけど、タマンタから進化させるときに手持ちに入れるテッポウオってマンタインに吸収合体されるわけじゃないんですね

マンタインに強いマンタイン(のつもり)です。最速マンタと同速勝負をしつつ、HPに努力値を割いたマンタインもなるべく2発で仕留めたかったのでじしゃくを持たせました。「まもる」は事前想定では基本的に打たない技ですが、駆け引きを生み出す技は、何が起こるか分からない大会において無限の可能性を秘めていると思っているのでとりあえず採用しました。残りの2枠はサメハダーへの一番高い打点となる「シグナルビーム」、ジリ貧になったときの解決策になるかもしれない「エアスラッシュ」、同じくジリ貧で使えそうな回復技から選択でしたが、サメハダーはこちらのサメハダーで倒すと割り切っていたので「エアスラッシュ」と「はねやすめ」にしました。

今振り返ると「はねやすめ」を一度も打たなかったので、たつじんのおびを持たせて「シグナルビーム」を採用することで、サメの同側負けをケアできるようにした方が良かったのかもですが、それはそれでミラーの立ち回りにムラができそうで「んなぁ」って感じですね(2回目)

 

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サメハダー♂@ノーマルZ

特性:かそく

性格:おくびょう

実数値:145-*-60-135-73-161

努力値:0-*-0-156-100-252

技構成:まもる/あくのはどうはかいこうせん/みがわり

調整

・最速

・ZはかいこうせんでH164D4サメハダーを確定1発(100%~)

・C252マンタインのたつじんのおびシグナルビームを最高乱数以外耐え

 サメに強いサメです。ノーマルZを採用した経緯ですが、まず「てだすけ+Zかみくだく」で相手のサメをワンパンする戦術は

・ミラーで守られるとダルい

・Z打つターンにマンタインが動けない

・戦術がみんなに広まっているためメタを張られる可能性が高い(耐久調整サメ、リフレクターナマコなど)

といった問題があり、なるべく採用したくなかったので、ではどうしようと代案を探していたときに天から降ってきたのがこの「Zはかいこうせん」型でした。この型には以下に示す強さがあります。

・特殊技なのでZかみくだくを意識した防御寄りの調整を崩せる

・元の威力が150、Z技の威力が200なので、Z技を守られても次のターンに「はかいこうせん」を当てればサメを倒せる

・相手のサメをワンパンするのに必要なC努力値が少ないので残りを素早さと耐久に回せる

はかいこうせん」と構築の起点となった「みがわり」以外の技は、万能な「まもる」と、メインウエポンでありマンタインの「エアスラッシュ」と合わせて怯みを狙える「あくのはどう」としました。次にC方面の調整について、これはサメが「てだすけ+Zかみくだく」を確定耐えするために性格補正抜きでHBに最少で努力値を割くとH164B252必要なところから来ています。つまり同速対決を避けて耐久に振ったサメに最低限のメタを仕込んだわけです。Dの100振りはCとSの必要分を確保した後の余りですが、本番ではサメの「フェイント」+マンタの「めざ電」を耐えて反撃するのに貢献してくれたりしました。最後にサメ対面の同速負けですが、これだけは仕方ないと割り切り、みんなが同速勝負を回避して勝つ方策を練ってきてくれることに期待して、保険として最速とするに留めることにしました。結果的に負けた試合はすべて同速負けで、それと同じ数だけ同速勝ちした試合があるので調整に悔いはないです。

 

4.戦績

 16人総当たりで13-2で優勝!!

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ちなみにKPはサメ8、ナマコ4、クラゲ2、サニーゴ1(ジダン)、ホエルコ1でした

あと6月大会の優勝者のせーさんから景品にこれ貰いました

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KP0のホエルオーのぬいぐるみです!ありがとう!

5.圧倒的感謝

 最後に、大会当日にキバニアの孵化余りをくれたハクレイさんとパルスィさん、マンタインのレベル上げのためにフェスを貸してくれたうえに素敵な景品とISLANDをくれたせーさんの3名に、圧倒的感謝を表して終わりにします。ありがとうおおお!!!

 

【こがポケ2018年6月大会使用構築】レパルガッサ

 前期は3〜4本くらいしかアニメ見てないちゅりたろんです。ダリフラとひなまつりとても推せるのでみんな見ましょう

今回はこがポケ6月大会「初代シングル」で使った構築の紹介です〜

ちなみにこの記事は劇場版コードギアスの最終章を観に行く電車の中で書いてます。神アニメなのでみんな見ましょう

 

[目次]

 

1.ルール

・図鑑No.1〜149のポケモンのみ使用可能

・リージョンあり

メガシンカ禁止、Zクリスタルあり

 

2.構築経緯

 初代シングルは公式大会でも何度かルールに上がっているほどの鉄板ですが、環境は開催時に伴って異なるので毎回考察しがいがあります。今回はZ技と「アローラのすがた」をはじめとした新ポケモンを使えるため、その辺りを深く考える必要がありそうです。

まずはZ技について。メガシンカがいないためこのルールの攻めのエースポケモンカイリューパルシェンとなるわけですが、彼奴等の火力はZまで含めると尋常ではなく、不意の鋼技やハイポンZまで考慮するとヤドランやピクシーなどを採用しても受けるのが難しいです。仮に受け切れても、裏に次の積みポケが控えていた場合はそこから切り返されてしまいます。

また、7世代の産物である「のろい+リサイクル」の不沈艦カビゴンやAキュウコンによる壁展開だけでなく、王道のラッキーヤドランによる受けルといったように厄介な戦術が多数存在します。これら全てに対してメタを張ろうとすると、こちらも149+α匹からしポケモンを選べない以上、どうしても構築全体のバランスが悪くなってしまい、数値の低い弱そうなパーティしか組めない感じが否めませんでした。そして、他の人も同様のことを考えた後に結局は流用できるやんとか言いながら普通の高種族値スタンを組む可能性が高いと考えました。

そこで僕はマイナー寄りの「強い搦め手」が思いつければ勝率を稼げるのではないかと思い、恒例のポケ徹を巡りをしていました。

そんなときに出会ったのがペルシアンです。技一覧を見てみるとタマゴ技に「ねこのて」があり、BW時代の暗黒戦術が頭をよぎりました。そして好都合なことにこの環境には「キノコ」と「メタモン」が生息しています。

レパルガッサメタモンで一気に3枠埋まり、あとは補完を考えるだけとなりましたが、その段になってぐだぐだ悩み始めたので、めんどくさくなって本家レパルガッサの補完としてメジャー[*1]だった「バンドリ+ラティ」を模倣して「キュウコンサンド+ウインディ」で行くことにしました。

 

3.並びと個別解説

並びf:id:Churi2929:20180703183600p:plain

個別解説

f:id:Churi2929:20180703183137p:plainAペルシアン@たべのこし

特性:ファーコート

性格:おくびょう

実数値:161(164)-*-80(0)-95(0)-97(92)-183(252)

技構成:あくのはどう/ねこのて/わるだくみ/みがわり

レパルダスです。ここでレパルガッサを知らない清い人向けにこの構築の戦術を簡単に説明しておきます。

特性「いたずらごころ」のレパルダスが先制で「ねこのて」を使う。「ねこのて」はこちらの控えのポケモンの覚えている技からランダムに一つを選んで使う技で、一部の技は選択されない仕様となっている。そこで、控えを「キノコのほうし」以外を「ねこのて」で選択されない技で固めたキノコと「へんしん」を覚えたメタモンのみにしておくことで確実に「ねこのて」で「キノコのほうし」を打てるようになる。その後、みがわり→積み技→起きたら寝かせる→みがわりのループで積み切って全抜きする。

つまるところ、命中100の先制催眠ゲーができるわけですね。初めてこれ考えた人は天才かなって思います。そんな外道戦術も登場当時からラムのみや先制みがわりなど、弱点はそこそこありました。そして現在の対戦環境ではほうしが効かない草タイプと3種類のフィールドが普通に無理なので、優先度を捨てて一番速い猫であるマニューラを使うことでひっそりと生き延びているらしいです。しかしこの環境ではペルシアンより速いポケモンが非常に少なく、フィールドもほぼ存在しないため、この戦術に大きな可能性を感じ、採用に至りました。

ポケモンそのものについて、Kペルシアンでは一致技がノーマルで一貫性に乏しく、物理の積み技が「つめとぎ」のみで、全抜き体制を整えるまでに時間がかかるため、「わるだくみ」から無効タイプのない一致技を打てるAペルシアンにしました。相手が最速起きを連発してきたときにも、「あくのはどう」の怯みが最後の砦となってくれるはずです。耐久寄りの努力値配分は下からも「ねこのて」を打てる可能性を上げることでハメられる範囲を広げたかったからなのですが、そういった場面には全く遭遇しなかったし、逆に火力に全く割かなかったために、積み切っていないときの決定力が下がったことで最速起きを連発されて負けそうになった試合があったのでCSベースの方が良かったのかなと思います。

意気揚々とクソゲーしに行ったらなんとネフォニーとハクレイさんもこの並びを使っていて、思わず「ポケサーの代表になる奴ってこんなのばっかりなのか」と。

 

f:id:Churi2929:20180703183224p:plainパラセクト@ジメンZ

特性:かんそうはだ

性格:いじっぱり

実数値:167(252)-161(252)-100(0)-*-100(0)-51(4)

技構成:キノコのほうし/あなをほる/カウンター/まもる

ガッサです。BW当時はドーブルと選択らしかったですが、この世界にクソ犬は存在しないので道端のおおきなキノコを採ることに。技は先述の通り「キノコのほうし」以外は選ばれない技でなくてはならないので、元々弱いくせに戦闘力はほぼ皆無です。「カウンター」するならタスキでええやんって感じですが、相手に「みがわり」サンダースや「ちょうはつ」マルマインがいるとこの戦術が根本から破壊されるので、逆に先発に出てきたそいつらを破壊できる「Zあなをほる」型にしました。Sに4振ったのは同族のカビゴンを上から眠らせるためです。

 

f:id:Churi2929:20180703183247p:plainメタモン@こだわりスカーフ

特性:かわりもの

実数値:H155(252)

メタモンです。この戦術のストッパー役となる好都合ポケモン。相手が上手く立ち回って上からペルシアンが落とされる状況になったとき、パラセクトを切って死に出しメタモンから抜き返します。積んだアタッカーを無傷で倒すためにスカーフ持ち。NNはメザホノオです。

 

f:id:Churi2929:20180703183306p:plainAキュウコン@つめたいいわ

特性:ゆきふらし

性格:おくびょう

実数値:149(4)-*-95(0)-133(252)-120(0)-177(252)

技構成:ふぶき/フリーズドライオーロラベール/アンコール

裏選出ポケモン。WCSで使ってた個体を連れてきました。壁を張って裏のサンドパンの全抜き体制を補助します。霰ターンが続かないとサンドパンで全抜きする隙を作りにくいと感じたので持ち物はつめたいいわにしました。技について、本当は「ぜったいれいど」を仕込みたかったのですが、大会直前にウロコで覚えさせようとしたら無理って言われたので仕方なくこの構成に。とはいえ「アンコール」も対カビゴンで役に立ったし、そもそも基本的に選出しないはずなのでなんでも良かった気がします。

 

f:id:Churi2929:20180703183324p:plainAサンドパン@コオリZ

特性:ゆきかき

性格:いじっぱり

実数値:155(36)-167(252)-140(0)-*-85(0)-113(220)

技構成:つららおとし/アイアンヘッド/じしん/つるぎのまい

キュウコン展開の抜きエース。WCSで使ってた個体を連れてきました。かわいい。持ち物は打点を大きく延長できるコオリZに。技はまあ普通の。砂や霰といった特徴的な並びは相手に対応ポケモンの選出を強制できるので、多少は表選出が通しやすくなるのかもしれませんね。Aサンドパンは一致技の通りが非常に良く、表選出と悩むほどに刺さりを感じる相手が多かったので、このルールの採用し得ポケモンだと思います。

 

f:id:Churi2929:20180703183343p:plainウインディ@こだわりハチマキ

特性:いかく

性格:いじっぱり

実数値:185(156)-165(156)-101(4)-*-111(84)-129(108)

技構成:フレアドライブしんそくワイルドボルトインファイト

裏選出の補完を務める番犬です。WCSで使ってた個体を連れてきました。受け出しやすいチョッキと一発の火力がエグいハチマキで悩みましたが、「ウインディで切り込む」→「霰で荒らす」→「ウインディの神速で締める」みたいな流れがカッコいいなって思ったので神速の威力を上げるハチマキにしました。「インファイト」でカビゴンを押し切れるのも魅力。

 

4.選出

基本選出:f:id:Churi2929:20180703183137p:plainf:id:Churi2929:20180703183224p:plainf:id:Churi2929:20180703183247p:plain

なんかキナ臭いとき(は?):先発f:id:Churi2929:20180703183224p:plain

なんか無理そうなとき:f:id:Churi2929:20180703183306p:plainf:id:Churi2929:20180703183324p:plainf:id:Churi2929:20180703183343p:plainorf:id:Churi2929:20180703183247p:plain

 

5.戦績

24人総当たりで15-4(勝ち3点、負け1点方式)

最終2位。催眠ゲー最強w!

勝率2位のレグが2回目の月曜に来れなかったので消化数で順位が繰り上がって銀メダル。先月の月一で景品として大量のポテチをあげたパルスィさんから逆にイーブイのかわいいキーホルダーを貰いました!

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ありがとうこざいますm(_ _)m

  

6.反省点

 ギミック構築であるため、レパルガッサで勝利した試合は基本的にワンサイドゲームで安定感がありました。裏選出のAサンドパンも一貫する相手が多く、戦いやすかったです。しかしながら、幾つか考察不足を感じた試合がありました。

一つは天然ピクシーを考慮できていなかったことです(は?)。Aペルシアンより遅い相手は基本的に先発ペルシアンでeasy winする予定でしたが、天然ピクシーに対しては「ちいさくなる」や「つきのひかり」によってこちらの「あくのはどう」のppが削り切られてしまいます。また、べらぼうに高い特殊耐久を持つラッキーに対しては当初起き上がりで怯みを引ければ突破できると見込んでいましたが、実際に当たった構築の中にピクシー+ラッキー+カビゴンといった相手が2人いました。幸運なことにこの構築は指振り統一で回復ソースがなかったため、ペルシアンで全抜きできたのですが、もし道楽で「たまごうみ」などを覚えてたら負けていたので、高耐久ポケモンを少し舐めていたことは反省する必要がありそうです。

また、パルシェンカイリューのストッパーとして使われるスカーフ持ちのAキュウコンへの考慮が薄かったと感じました。直接スカーフキュウコンが敗因となった試合はない(勘が働いて裏選出をしたり、それ以前に別のポケモンに負けたり)のですが、ペルシアンキュウコンの偶発対面で「ねこのて」を押すときは常にヒヤヒヤでした。

大抵の構築にピクシーとAキュウコンのどちらかは存在していたため、表選出については「相手のパーティにピクシーがいる場合は使えない」「先発にAキュウコンが投げられた場合はお祈りねこのてするしかない」という、一度に3匹の選出を強制する構築としてあまりにもガバガバだと言わざるを得ません。

この問題の解決案としては、逆にKペルシアンを採用するという方法が考えられます。個別解説の項でAペルシアンを採用した理由に悪技の一貫性を挙げましたが、今回の大会においてゴーストタイプのゲンガーとAガラガラは先のフェアリー2匹と比較すると採用率は低く、結果論ではありますが、悪技よりもノーマル技の方が一貫性が高かったと言えます。また、積み技も天然に妨害される「わるだくみ」ではなく、「いやなおと」を打って相手の防御を下げて殴る方針を採れば良かったですね。

クソゲーかましてごめんなさい。こんな僕ですが今年も仲よくしてくれると嬉しいです 

*1:三才ブックス バトル奥義Ⅵ ポケモンBW2全国図鑑対応シングルバトルで勝つ! 

【こがポケ2018年5月大会使用構築】大人になったピカコイ

1.はじめに 

 5月月一大会、「全国ダブル」で使用した構築です。結果は予選1位抜けからのトナメベスト4という残念なものになりましたが、せっかく作ったので備忘録として。。

使った並びはこんな感じ。パーティ名は去年の納会大会「ピカコイ2on2」から。

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2.構築経緯

せっかくの月一大会なので僕の好きなポケモンであるf:id:Churi2929:20180606113217p:plainを採用した構築を組むことにしました。

次に構築の軸ですが、日本ではライチュウ入りの構築記事がほとんどなかったため、海外大会の結果を参考にしました。

今回はその中でf:id:Churi2929:20180606113352p:plainを軸とし、サポーターにf:id:Churi2929:20180606113217p:plainを採用した構築に目をつけてパーティを組んでいきました。メガギャラドスは優秀な特性と積み技を持つものの、タイプ的にカプ全員に弱く、技の範囲と威力も微妙です。しかしながら、環境トップのメガ枠であるf:id:Churi2929:20180606123739p:plainf:id:Churi2929:20180606123759p:plainに強く、物理ATでありながら威嚇枠筆頭のf:id:Churi2929:20180606123854p:plainf:id:Churi2929:20180606123921p:plainに有利を取れるという、見過ごせない長所もあります。実際僕もレートでギャラドスを見かけると「めんどくさいなあ」ぐらいには思っていました。

そんなギャラドスライチュウの特性「ひらいしん」や技「ねこだまし」「アンコール」などで支援します。ライチュウたちのサポートを活用し、十全に積んだギャラドスでスイープするのが理想の流れです。

残りのメンツについて、まず、フィールド枠にf:id:Churi2929:20180606122117p:plainを採用しました。ブルルの採用理由は一部消極的で、それは他のカプだとタイプと特性がギャラドスライチュウに噛み合わない、というものです。

ただ、メガギャラドスが一切の有効打を持たないf:id:Churi2929:20180606122314p:plainf:id:Churi2929:20180606122335p:plainに強い、グラスフィールドにより回復手段の無いギャラドスが積みやすくなる、ギャラ+ブルルの2匹で雨に強く出れる、といった前向きな採用理由も存在します。

 

ここまで採用したギャラドスカプ・ブルルはどちらも物理ATであり、ギャラドスは積むために居座ることが多いので、威嚇奴に有利とは言ったものの何度も回されるとしんどいです。そこで採用候補に挙がったのが特性「まけんき」のf:id:Churi2929:20180606123646p:plainです。ウォーグルはタイプ的にライチュウの恩恵を受け易く、また「おいかぜ」による素早さ操作もこなすことができます。さらに、この構築で重めなジャラランガに対する打点も兼ねています。

 

あとは適当にトリルよりの構築(ミミカビなど)への回答と、選出の柔軟性の向上を図ってf:id:Churi2929:20180606123854p:plainf:id:Churi2929:20180606132152p:plainを採用して完成です()

 

3.個別解説

ライチュウ 

f:id:Churi2929:20180606113217p:plain

特性:ひらいしん

性格:おくびょう

持ち物:きあいのタスキ

実数値:165(236) - 99(0) - 76(4) - 111(4) - 102(12) - 178(252)

技構成:ねこだましボルトチェンジ/ほっぺすりすり/アンコール

備考

S:最速

メガギャラ最高の相棒。コケコやサンダーの電気打点を抑えてギャラドスの「りゅうのまい」やウォーグルの「おいかぜ」に繋ぎます。

相手のメガメタグロスと素早さを競うことが多いのでメジャーな最速タスキでの採用。当たった試合は全部同速負けしました。また、今回はライチュウに一切の打点を求めていなかったので、残りの努力値はほとんど耐久に割きました。

技は必須の「ねこだまし」、電気技を縛った状態でこちらのサイクルを回せる「ボルトチェンジ」、知らない人を分からせる「アンコール」、ブルル採用にしたことで打ちやすくなった「ほっぺすりすり」としました。すりすりは第2の素早さ操作としてもカウントできるので戦術の幅が広がります。

大会中では持たせなかったけど、最低限に満たないくらいの耐久はあるのでf:id:Churi2929:20180607013601p:plainf:id:Churi2929:20180607013618p:plain意識の「ぼうじんゴーグル」もありかなって思ってました。

 

ギャラドス

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特性:いかく→かたやぶり

性格:いじっぱり

持ち物:ギャラドスナイト

実数値:193(180) - 209(116) - 130(4) - * - 151(4) - 127(204)

技構成:まもる/たきのぼりかみくだくりゅうのまい

備考

H:16n+1

A:11n

S:+1で最速120族抜き

構築のメガ枠であり主軸。性格を「ようき」にすることで1舞で多くのポケモンを抜けるようになりますが、火力と耐久がかなり疎かになるのでエースとして心許ないです。個人的には耐久と火力を重視して1舞したときの安定感を上げたり、2舞しやすくするように配分した方が強いと思います。

素早さ設定の指標はメガボーマンダとスカーフバンギラスです。Hはブルルと組ませることを意識しました。

技は上記4つで完結しています。範囲を広げようとしてもさらに威力の低い技しかないので、長所を活かす方針を取りました。

あんまり強そうに書けなかったですが、f:id:Churi2929:20180606123739p:plainf:id:Churi2929:20180606123759p:plainの構築と当たった時はちゃんとメガ枠らしい活躍を見せてくれたので使用感は悪くなかったです。

 

カプ・ブルル

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特性:グラスメイカ

性格:いじっぱり

持ち物:とつげきチョッキ

実数値:171(204) - 176(76) - 136(4) - * - 116(4) - 123(220)

技構成:ウッドハンマーウッドホーン/ばかぢから/ストーンエッジ

備考

A:11n

S:準速70族抜き

フィールド枠です。雨やレヒレをしっかり見たかったのでチョッキ型にしました。その上でレヒレキリキザンを縛りたかったので素早さにも多く配分しました。この配分は雨の集中攻撃が怪しいように見えますが、素早くしたことで大抵のペリッパーより速いため、ペリッパーの「ぼうふう」を受ける前に「ウッドホーン」で反撃回復ができます。

持ち物がチョッキなので技は単純に攻撃技4つで固めました。「ばかぢから」はf:id:Churi2929:20180607031806p:plainf:id:Churi2929:20180607021133p:plainf:id:Churi2929:20180606132054p:plainf:id:Churi2929:20180607021037p:plain辺りを、「ストーンエッジ」はf:id:Churi2929:20180607021225p:plainf:id:Churi2929:20180606123759p:plainを一応意識しています。

 

ウォーグル

f:id:Churi2929:20180606123646p:plain

特性:まけんき

性格:ようき

持ち物:ヒコウZ

努力値:185(76) - 164(164) - 96(4) - * - 97(12) - 145(252)

技構成:まもる/ブレイブバード/ばかぢから/おいかぜ

備考

H:6n-1

A:ブレイブバードZでB+1ジャラランガを確定1発 /A+1ばかぢからでH振りガオガエン確定1発

B<D(ガオガエンと並べた時のDL対策)

S:最速

最近流行りのまけんきマン。持ち物はメインウエポンが反動技であることや射程距離を広げたいことから「ヒコウZ」にしました。

実際に使ってみた感想としては、超火力のおいかぜ要員といった感じで、そのおかげでライチュウと並んで「ねこだまし」+「おいかぜ」のムーブ後も即座に火力を叩き込めるためライチュウギャラドスやブルルに交代するターンの隙を埋めることができます。

火力に関して、上に載せたもの以外ではA+1のZブレイブバードメガボーマンダを一撃で沈めることができます。使う際はこの辺りのダメージ感覚を覚えておけば良さそうです。

素早さは最速にすることで準速ジャラランガの他に準速ドリュウズを抜くことができます。

 

ガオガエン

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特性:いかく

性格:いじっぱり

持ち物:フィラのみ

実数値:192(172) - 183(252) - 111(4) - * - 111(4) - 90(76)

技構成:ねこだましフレアドライブ/はたきおとす/ほえる

備考

H:16n

A:特化

S:おいかぜ込みで最速110族抜き

汎用ポケモン。主にガチトリルとゲンガーやカビゴンが絡む構築を見てもらいます。一応おいかぜに乗りやすい配分にしてみましたが、耐久の低いガエンは弱かったです。

ただ、「ほえる」は上記の役割を遂行するためにそこそこ役に立ちました。相手から想定されない動きでゲンガーの滅びをリセットしたり、太鼓積んだカビゴンをそのまま流したりできるのは 面白いと思います。

 

ギルガルド

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特性:バトルスイッチ

性格:れいせい

持ち物:じゃくてんほけん

実数値:167(252) - 70(0) - 170(0) - 112(252) - 171(4) - 72(0)

技構成:キングシールド/シャドーボール/ラスターカノン/かげうち

備考

個体値V

S:おいかぜ込みで準速ランドロス抜き

汎用ポケモンその2。Zをウォーグルに取っているので「じゃくてんほけん」を持たせてみましたが、最近保険ガルドが軽視されているのかよく不一致炎技が飛んできてキュピーンってなりました。ライチュウによって電気技を抑えられたサンダーの「ねっぷう」などが狙い目ですね。

 

4.選出

基本選出

先発:f:id:Churi2929:20180606113217p:plainf:id:Churi2929:20180606123646p:plain

後発:f:id:Churi2929:20180606113352p:plainf:id:Churi2929:20180606122117p:plain

VSグロス系統

先発:f:id:Churi2929:20180606113217p:plainf:id:Churi2929:20180606132152p:plain

後発:f:id:Churi2929:20180606113352p:plainf:id:Churi2929:20180606122117p:plain

VS雨

先発:f:id:Churi2929:20180606122117p:plainf:id:Churi2929:20180606132152p:plain
後発:f:id:Churi2929:20180606113352p:plainf:id:Churi2929:20180606123854p:plain

他の構築は刺さるポケモンを考えながら基本選出をいじる感じ。ギャラドスは積極的に出します。
 

5.おわりに

読んでくれてありがとうございます~

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今期の覇権はダリフラかなーやっぱりwww

【こがポケ2017年10月大会使用構築】ぼくのちゅりたほん

1.はじめに

サークルの10月大会「ちゅりたほん」ダブル(は?)で使用した構築です。考察に休日1日潰した甲斐あって予選1位抜けできたのですが、またもや準優勝に終わって散財することになってしまったので、せめてここで供養したいと思います。

 

2.ルールと蛇足

2.1.ルール

・レベル50フラットダブル

・名前に「ち」「ゅ」「り」「た」「ほ」「ん」が入ってるポケモンのみ使用可能
・同じ文字を使えるのは1度のみ(例えば、ミミッキュキュワワーは同時に使えない)
・ただし、バチュルなどの2つ以上の文字を含むポケモンはどちらの文字枠として採用してもよい

 

2.2.蛇足

ちなみに、本来別ルールの大会をやる予定だったのですが、面白味に欠けるルールだったので大会2週間前に急遽これに変更しました。

そのささやかな詫びと、ジャイアントキリングっぽい企画(下学年が上学年を倒してアドを得る)をやってみたいなってことで、「1・2年が優勝したら僕が焼肉を奢る」ってついメーリスに書いちゃったんですよね。

そして決勝で僕に勝利して優勝したのはあおくん(1年)だったので年末の忘年会で彼の分の焼肉代をしっかり支払うことになりました(泣

ただ、この焼肉企画のおかげで1・2年のみんながやる気を出して考察してくれたのなら、もしくはこれからのこがポケを引っ張る彼らのポケモンモチベの向上に少しでも役立てたのなら、悪くない出費ですね!(老害並感)

 

3.構築経緯

せっかく自分のtnを冠した大会だったのでとりあえず嫁ポケのライチュウを使うことにしました。

また、今回のルールでは天候の並び(リザY・ペリルンパ・バンドリなど)がいつも以上に活き活きとしており、これらに対してあるポケモンを軸に立ち回ることで有利な試合展開ができると考えました。

チルタリスです。普段のレートでは逆風が強くてなかなか採用できないポケモンですが、このルールではそうしたポケモンの多く(カプ系統や強力な鋼など)が存在せず、メガシンカ前特性の「ノーてんき」もより有効に使いやすいため、ポテンシャルはかなり高いと評価しました。

さて、ライチュウと天候メタのチルタリスで構築をスタートしましたが、この2匹で考えられる勝ち筋はチルタリスの「りゅうのまい」ぐらいで正直微妙です。そこで、ライチュウと横の相性が良く強力な勝ちプランを作れる「はらだいこ」マリルリを投入しました。カプ・テテフがいない環境で太鼓アクジェの爽快感を再び味わいたかったというのも採用理由の1つです。

次に、ライチュウだけではマリルリをサポートしきれないので、このルールにおける「モロバレル」を探そうと考えました。そこで見つかったのがモジャンボです。当初、汎用性の高いポケモンが数多く落ちている「ん」枠をこんなので消費して良いのかと甚だ疑問でしたが、他の指枠が総じて弱かったので結局モジャンボに落ち着きました。

「ほ」枠はそもそもまともな選択肢が2〜3匹しかいませんが、特性「いかく」と「おいかぜ」による素早さ操作だけでなく、チルタリスと共に初手に投げることでバンドリとルンパッパを縛れることに強い魅力を感じてムクホークに決定。

最後に残った「ゅ」枠は、チルタリスのフェアリー技と攻撃相性がいい炎ポケモンで探したらキュウコンのみ該当したので採用。モジャンボは特性「ようりょくそ」を持っているため、副次的に晴れの並びを偽装できることも採用を後押ししました。

これで、僕のちゅりたほんは

ち:ライチュウ

ゅ:キュウコン

り:マリルリ

た:チルタリス

ほ:ムクホーク

ん:モジャンボ

となり、マリルリライチュウモジャンボで護衛して「はらだいこ」からの「アクアジェット」で相手をなぎ倒すパターンを基本選出に、それが通しにくいボーマンダ入りや雨に対してはムクホークの「おいかぜ」から炎+フェアリーの高火力で制圧するルートをプランBとすることに決まりました。 

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5世代までの絵で作れるのいいですね

 

4.個別解説(ここで6世代gifを使っていく

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ライチュウ@とつげきチョッキ

特性:ひらいしん

性格:おくびょう

努力値:CSぶっぱ

技構成:10まんボルトねこだまし/フェイント/ボルトチェンジ

マリルリの良きサポート役であり、構築全体の潤滑油です。予選から決勝までの計8試合全てで選出し、縦横無尽の活躍をしてくれましたが、計3回あった同速の場面全てで負けたり、じゃんのケンタロスのツボを自らのねこだましで起動したりと困った子でもありました。持ち物の「とつげきチョッキ」はWolfeリスペクトです。これのおかげで裏から投げて「ねこだまし」を狙う動きがしやすく、特に雨と当たったときに真価を発揮してくれたのでなかなかよかったです。

 

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キュウコン@ホノオZ

特性:ひでり

性格:おくびょう

努力値:CSぶっぱ

技構成:ねっぷう/オーバーヒート/おにび/まもる

プランBにおけるメインアタッカー。Zクリスタルを押すと技候補がずらっと並びます。リザードンコータスが使えるルールで明らかに弱そうなこのポケモンを採用するのは少し気が引けましたが、選出した試合ではメガチルタリスとの並びがかなり強く、思っていた以上に活躍してくれました。技は優秀な範囲攻撃の「ねっぷう」、ホノオZを絡めることで特大火力を連打できる「オーバーヒート」、「まもる」を確定し、最後の枠は「ソーラービーム」を撃ちたい相手がいなかったので、Zにも対応するし何かに役立つかもと「おにび」を選択しました。結果として一度も打たなかったので、構築単位で重めだったコータストリパを死角から対策できる「ほえる」などと入れ替えた方が良かったかもしれません。

 

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マリルリ@ノーマルZ

特性:ちからもち

性格:いじっぱり

努力値:HAぶっぱ

技構成:アクアジェット/じゃれつく/はらだいこ/まもる

基本選出におけるメインアタッカーです。このルールやプリティプリマのように使用できるポケモンが限られる環境ではしばしば「ねこだましマリルリ」の並びが輝きます。特に今回は先制技を無効にするカプ・テテフアクアジェットを吸ってくるモロバレルなどがいないのが非常に追い風でした。太鼓アクジェで相手をなぎ倒す爽快感はクセになりますね。もちものは「オボンのみ」よりはらだいこの成功率が高い「ノーマルZ」にしました。マリルリキュウコンはプラン上両選出しないこともこちらを選択した一因ですね。

 

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チルタリス@チルタリスナイト

特性:ノーてんき→フェアリースキン

性格:ひかえめ

努力値:CSベース

技構成:ハイパーボイスだいもんじ/めざめるパワー(地)/まもる

 基本選出ではマリルリで荒らした後の詰め役として、プランBでは天候メタ兼広範囲エースとして、ほとんどの試合に駆り出しました。メガチルタリスは物理型と特殊型を選べる強みがありますが、今回はマリルリが単体攻撃に特化しており、範囲攻撃を行えるポケモンがいなかったので特殊型で起用しました。元の特性における天候メタ能力、高い耐久値と優れた耐性、安定した範囲打点、そして「ち」「り」「た」の3枠で採用を狙える柔軟性を兼ね備えたこのポケモンは、間違いなくこのルールにおけるトップメタと言い切れる性能を持っていると思います。

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ムクホーク@フィラのみ

特性:いかく

性格:いじっぱり

努力値:HSベース(準速霊獣ランドロス抜き)

技構成:ブレイブバードインファイト/おいかぜ/みきり

この大会で一番kpが高かったポケモンですね。タイプ、特性、種族値、技のどれを取って優秀です。ムクホークといえば「こだわりスカーフ」を持たせた「いのちがけ」型や「すてみ」で突貫する型が有名ですが、今回僕がこのポケモンに任せた役割はチルタリスと並べて選出しで「ノーてんき」下でドリュウズとルンパッパを縛ることと、「いかく」を撒きながらS操作をすることでメガチルタリスキュウコンの並びを通しやすくすることです。よってこのような構成にしました。「フィラのみ」はウインディのように威嚇と反動技を両立できるポケモンであれば発動機会が多いと考えて持たせました。読まれにくい「おいかぜ」はそれなりに強く、型を工夫すればゼンダでもしっかり戦えるポテンシャルを感じました。

 

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モジャンボ@ウイのみ

特性:さいせいりょく

性格:おだやか

努力値:HDぶっぱ

技構成:ねむりごな/いかりのこな/ギガドレイン/まもる

モロバレルです。「ねこだまし+はらだいこ」を決めたあとライチュウをこのポケモンと交換してサンドバッグになってもらいます。努力値は上記の振り方をすることでモロバレル以上の耐久値を得られるため、奴とほぼ同等の仕事をこなすことができました。ただ、「ねむりごな」は外れるし、「クリアスモッグ」なんかも覚えないので、改めてモロバレルの代わりはいないと実感。居座り続けてより長く攻撃を耐えてほしかったので持ちものは「ウイのみ」にしました。

 

5.おわりに

このルール楽しかったし似たような大会またやりたいな

 

【こがポケ冬合宿2018使用構築】馬ママンマンダ

1.はじめに

こがポケ冬合宿2018の合宿大会で使った構築の供養です。自分が弱いシングルバトルの大会なのでその分真剣に考察しました。その甲斐あってか予選リーグを全勝で抜けたものの、決勝トナメ1落ちという残念な結果に終わってかなしぃ

 

2.ルール

【ドラフト】

・シングルフラット
・6匹中5匹を下の各条件に沿うポケモンの中から、大会出場者のドラフト結果に基づいて決める
・最後の1匹は自由枠
・条件は以下
メガシンカ可能ポケモン
②準伝説
③7世代新ポケモン
④進化しないポケモン
種族値500未満

 

3.構築とドラフト過程

3.1.構築

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3.2.ドラフト過程

オニゴーリ(パルスィさんに負け)→ボーマンダ(はがちに勝ち)

テッカグヤ(ハクレイさんに負け)→カミツルギ(3人くらい被って負け)→スイクン(ジオコンに負け)→そして誰もいなくなった。→化身ボルトロスをフリー獲得

バンバドロ(1発ゲット)

ママンボウ(1発ゲット)

マリルリ(はがちに勝ち)

 

メガ枠がマンダになった瞬間からサイクル戦で勝つことを強く意識して残りを組みました。準伝説は鋼が欲しかったけどジャンケンが下手すぎたのでこれが終わった時点で自由枠をギルガルドに確定して残りを決めました。

 

4.個別解説

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ボーマンダボーマンダナイト

特性:いかく→スカイスキン

性格:いじっぱり

努力値:212-68-4-*-156-68

技構成:おんがえし/りゅうのまい/はねやすめ/みがわり

調整

A:H131ミミッキュをおんがえしで確定1発

HD:C126アナライズポリ2の冷ビを高乱数2つ切って耐え

S:準速ミミッキュ抜き(レート上位の某マンダ)

メガ枠です。サイクルを回しながら適当な相手を起点にして全抜きを狙います。

6匹を決めたときに重めなグライオンロトムといったポケモンを起点にできることと、回復技があった方がママンボウギルガルドの毒サイクルに噛み合いやすいと考えて竜舞羽型にしました。

本来の目的に加えて、「みがわり」と「はねやすめ」のお陰でみがわり(こっちはTN)のエアームドに対してTODを決められたので型自体は良かったですが、元々はがちにマンダを繰り出す予定がないにも関わらず、ミミッキュを意識した調整にしたことでれぞのアグノムに先制できずに負けてしまったので、そこら辺の考察が少し足りなかったのかなと思ったり。

あと、フリー対戦で戦ったunysのメガボスゴドラに凍らされたのでとりあえず

#アクジキングを捨てたunysを許すな

 

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ボルトロス@ウイのみ

特性:いたずらごころ

性格:おだやか

努力値:236-*-4-4-236-28

技構成:10まんボルト/でんじは/きあいだま/わるだくみ

調整

H:4n

HD:C252アーゴヨンのZ流星群でイアのみ発動

S:最速70族+1

アーゴヨンを麻痺らせないと声優に勝てないのでこの配分にしました。リザYのオバヒ以外で死なないのも高評価。技構成は色々悩みましたが、受けループへの回答になることと、マンダと同じく誰かしらを起点にできればエライなってことで「わるだくみ」+「きあいだま」の組み合わせを採用。きあいだまを2連で当ててラッキーを突破したので本当にエラかった。

 

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バンバドロ@フィラのみ

特性:じきゅうりょく

性格:いじっぱり

努力値:252-116-4-*-132-4

技構成:地震/ステロ/吠える/インファイト

調整

H:16n-1

A:11n,地震でH4振りエンテイを最低乱数切って1発

B < D

HB:フィラのみ込みでA特化メガクチートのじゃれつく2発耐え

S:無振りドヒドイデ+1

準伝ドラフトにボロ負けして自由枠をガルドにすると決めたときに、カバやマンムーに代わる地面タイプが必要なことに気付いたので採用しました。カバにかなり似たことができる上に火力も高いので使い勝手はとても良かったです。

特性も強力でせーさんのグンチガルやれぞのグンチミミロップに対しても後出しが効き、連続攻撃を耐えてインファイトで倒せます。また、クチートの下とドヒドイデの上を取れるのでコドンと戦う上でも重要な駒でした。

回復ソースがない弱点はフィラのみで補いました。戦闘中に耐久が変化するバンバドロにぴったりのアイテムですね。

 

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ママンボウゴツゴツメット

特性:さいせいりょく

性格:ずぶとい

努力値:44-*-212-0-252-0

技構成:どくどく/ねがいごと/ミラーコート/まもる

調整

H:3n

HD:C252ギルガルドのZシャドボ確定耐え

当初はサイクル向きの特性持ってるし物理に強いしなんかに使えるべみたいなノリでコールしたものの、本格的に考えると物理受けにしても意表を突いたハチマキ型にしても死ぬほど弱そうだったのでなんかいい処理法はないかと「ママンボウ 強い」でググったらSMシーズン1か2で2000超えの構築が釣れたのでそこから原案をパクりました。物理には安全に受け出して毒を撒ける上、特殊も一致弱点を突かれようが粗方返り討ちにできるので、(起点にされなければ)強いです。特に自由枠から参入するゲッコウガポリゴン2を他のポケモンより安全に処理できるのがポイント高い。

 

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マリルリとつげきチョッキ

特性:ちからもち

性格:いじっぱり

努力値:172-252-4-*-12-68

技構成:じゃれつく/アクアジェットアクアブレイク/ばかぢから

調整

H:6n-1

B < D

S:同族意識,麻痺込み最速ビビヨン及びペラップ抜き

フェアリーがいないとジャラランガに勝てないのでジャンケン覚悟で採用しましたが、結果的に環境に刺さっててマジで強かったです。特性は一部の相手を完封できる「そうしょく」も頭をよぎりましたが、やっぱり汎用性が低いので素直に「ちからもち」で採用しました。Aキュウコンなどのフリドラ持ちの氷タイプや、じゃんのアシレーヌと打ち合えるポケモンが必要だったのでチョッキを着用。

 

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ギルガルド@ゴーストZ

特性:バトルスイッチ

性格:ひかえめ

努力値:204-*-4-236-12-52

技構成:シャドボ/みがわり/どくどく/キンシ

調整

C:11n

B<D

S:同族意識

鋼タイプの必要性に迫られて採用しましたが、マンダガルドの並びは6世代の頃からずっと使っていたのでとてもやりやすかったです。ママンボウの型を決めたときにママンマンダガルドで毒サイクルをするのが強いことに気がついたので、この戦術をより強くするために「どくどく」と「みがわり」を採用しました。持ち物はたべのこしとゴーストZの選択ですが、ママンボウの「ねがいごと」で回復できるのでZを持たせることに決定。コドンやはがちのサイクルを崩壊させるのに一役買ってくれました。

 

5.おわりに

冬合宿楽しかったですー!

次の合宿も面白いルール期待してます

【こがポケ夏合宿2017使用構築】ポニ島の欲張り侍

1.はじめに

所属するサークルの夏合宿で開かれたバトル大会で準優勝したので記念に。

自演優勝まで惜しくもあと1歩のところで敗れましたが、構築は会心の出来だったので書いてみました。

 

2.大会内容

【ICS(Island Championships)2017】

ルール

・レベル50フラットダブル64(低レベル有)

アローラ地方の島から1つを選び、その島に生息するポケモンのみでパーティを組む。ただし、UBまたはシルヴァディのうち1匹を自由枠としてパーティに加えてもよい。

メガシンカ

・過去作教え技を覚えさせた個体を用いるのは禁止

・選択した島ごとにリーグ予選を行い、各島上位2名の決勝トーナメントで覇を決する

 

3.環境概観

メレメレ島

・カプ・コケコ+ライチュウAを中心に強力な並びを多く擁する

ウインディカビゴンといったWCSルールの強ポケだけでなく、メガ枠兼エース兼補完役として非常に強力なボーマンダの存在

アーカラ島

・教え技や「グロウパンチ」が封じられても十分強いメガガルーラを中心にカプ・テテフアローラガラガラといった攻撃的なポケモンが多い

・生息するポケモンの数は最多だが、並びとして強力なものは作りづらい

ウラウラ島

ガブリアス、ポリゴン系統、メガメタグロスといった高種族値ポケモンの巣窟

・晴れや霰といった独自の並びを取り入れられる構築自由度の高さも魅力

ポ二島

・メガ枠の種族値が他の島の筆頭と比べて低いものの、総じて技の縛りを受けていない(ルカリオサメハダープテラなど)

・使えるポケモンの数は最少なので予選環境が狭い

それぞれの島の特色をざっと述べるとこんな感じです。ちなみに「ペリッパーゴルダック」の並びはどの島でも作ることができます。構築を組む際は予選リーグ(自分と同じ島のみ)と決勝トーナメント(他の島も参入)で環境に違いがあることを念頭に置く必要がありました。

 

4.使用構築

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予選にポ二を選んだ理由はすべての島で一通り構築を考えてたときに、一番ポ二がしっくりくるものができたからです。ここからは構築経緯を述べていきます。

まず、構築の軸を考えるにあたり、「カプ・レヒレバルジーナ」の並びが個人的にWCSで扱い慣れており、ポ二島にはこの並びで相手しにくいポケモンがUBのウツロイドデンジュモクしかいなかったため、この2匹から構築をスタートさせましました。

次に僕と同じくレヒレジーナの並びを有する相手へのメタとしてデンジュモクを採用しました。ここでウツロイドにしなかった理由は、水の物理打点をもちメガシンカすることで岩弱点を消せるギャラドスと他の島のトレーナーが積極的にUB枠に投入するであろうテッカグヤへの打点を確保するためです。

さらに、デンジュモクウツロイドに強いポケモンとしてアローラダグトリオを採用し、そのダグトリオやポ二の補完で入るカミツルギを縛り、他島のガルーラをはじめとしたメガシンカやカプ系統に大きく圧を掛けられるルカリオをメガ枠に選択しました。メガルカリオはこのルールを考案した当初から環境に刺さっていると考えていたポケモンで、ポ二で挑むならぜひ使いたいと思っていました。

最後にダグトリオの打点向上と天候やトリル展開への切り返しのためにギガイアスを添えて完成です。

 

5.個別解説

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ルカリオルカリオナイト

特性:せいしんりょく→てきおうりょく

性格:おくびょう

努力値:CSぶっぱ

技構成:はどうだん/ラスターカノン/しんくうは/みきり

この環境において非常に縛り範囲の広いポケモンで、予選から決勝トーナメントまで存分に活躍してくれました。それだけに決勝でドヤ顔指数が高いプレイングを失敗してあっさり落とさせてしまったことに悔いが残ります…

役割対象を考えると格闘打点は「はどうだん」で事足り、カプ系統への打点として「ラスターカノン」は採用したかったため特殊一本に絞ることにしました。「しんくうは」はルカリオミラーや「こだわりスカーフカミツルギを意識して採用しましたが、打つ場面はありませんでした。

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デンジュモク@イアのみ

特性:ビーストブースト

性格:おくびょう

努力値:hBs(世界大会2位の配分を流用)

技構成:10まんボルトマジカルシャイン/ほたるび/まもる

ガブリアスのダブルダメージの「じしん」もしっかり耐えることができるほど硬く、素早さも高くて非常に使いやすかったです。構築に「いかく」枠や壁がないため、「ほたるび」型で採用するか悩みましたが、バルジーナに「バークアウト」を覚えさせることである程度耐久を上げられるため、それで十分と考えこの構成に落ち着きました。結果、割と積んでいくことができ、後述の「めいそう」カプ・レヒレと合わせてこのパーティの大きな勝ち筋の一つとなってくれました。

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カプ・レヒレ@マゴのみ

特性:ミストメイカ

性格:ひかえめ

努力値:H159(16n-1),S126(最速テッカグヤ+2)残りC

技構成:だくりゅう/ムーンフォース/めいそう/まもる

構築の始点。ポ二島において水・フェアリーは非常に優秀なタイプであり種族値も高いため、採用するだけで構築の地力を上げることができます。また、レヒレヒレ対面が頻発すると考えたので上から「めいそう」や「ムーンフォース」を打てるように素早さを高く設定しましたが、耐久が心配になる場面が多く見受けられたため、準速ペリッパー抜き(実数値118)まで素早さを抑えてその分耐久に割いた方がより良かったかもしれません。

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バルジーナ@ウイのみ

特性:ぼうじん

性格:おくびょう

努力値:HdS

技構成:イカサマ/バークアウト/おいかぜ/はねやすめ

構築の始点その2。WCSで使っていた個体をそのまま持ってきました。「おいかぜ」と「バークアウト」で味方を支えていきます。一般的にレヒレジーナのバルジーナは「ミストシード」を持ちますが、ポ二の環境には特殊アタッカーが少なく、そうした相手も上から「バークアウト」を連打することで受けが間に合うものがほとんどだと考えたため、行動回数を稼ぎやすくなる他の持ち物として半分回復きのみを持たせることにしました。発動機会も多く、この選択は間違っていなかったと思います。

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ダグトリオ@ジメンZ

特性:すなのちから

性格:ようき

努力値:ASぶっぱ

技構成:じしん/アイアンヘッドいわなだれ/まもる

「すなのちから」って隠れ特性だったんですね。合宿当日の朝の電車で軽く孵化すれば終わるものと思ったのにこいつの厳選にたくさん時間を取られてギリギリの準備となってしまいました。しかしながら努力に見合う活躍をしてくれたのも確かです。当初考えていたウツロイドデンジュモクの対処だけでなく、他島との対戦、特にカプ・コケコが必ずパーティに入るメレメレに対してその強さは圧倒的でした。

ここまでZを採用していなかった上、正直「じしん」では火力の足りない相手が多かったので迷わずジメンZを持たせました。技は「すなのちから」の恩恵を受けられるテンプレ技のみの構成ですが、構築を考えた当初はルカリオを物理型にして「ふくろだたき」する案をまじめに考えていました(叩いたターンにルカリオダグトリオがどちらも倒れる未来しか見えなかったため却下された)。

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ギガイアス@こだわりハチマキ

特性:すなおこし

性格:ゆうかん

努力値:HAぶっぱ

技構成:いわなだれストーンエッジ/ヘビーボンバー/だいばくはつ

爆ぜます。初手でダグトリオと並べて「まもる」+「だいばくはつ」をキメた後、裏から投げたデンジュモクで「ほたるび」を押しながら、火力補正の入った「Zじしん」をぶっ放すゴリラムーブ、最高ですね。

 

6.おわりに

準優勝で少し悔しいですが、大会はみんな楽しんでくれたようでとてもうれしいです!

【プリティプリマ使用構築】[最終6位]ハギギシリスタン 

はじめに

記念すべきブログ初記事は6月下旬に公式で開かれたインターネット大会「プリティプリマ」で使用した構築の紹介です。といってもサークルの先輩が使った構築をほぼパクったものなので、構築経緯は省いています。

 

戦績

33戦消化 29勝4敗 最終レート1861 6位

公式大会でここまでいいレートを叩き出せたのは初めてでとてもうれしかったです。まだまだ対戦消化したかったのですが、ここに到達したときに最終日の朝5時になっており、たいみつ引いたので潜るのを止めて寝ちゃいました。。

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ルール

ダブルバトル 6450フラット

ポケモン図鑑で「身長1.0m」以下のポケモンのみ使用可能

ポケモンにメガストーンを持たせることは禁止

 

環境概観

ミミッキュポリゴン2のトリル展開

ルチャブルヤミカラスドリュウズのおいかぜ展開

・Z「あなをほる」リーフィアで天敵のシャンデラを克服したコータス晴れ構築

ポリゴンZねこだまし要員やかつての力を取り戻したモロバレルで護衛する構築

が多く見られました。

 

使用構築

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個別解説

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カミツルギ@ハガネZ

特性:ビーストブースト

性格:ようき

努力値配分:DSベース(WCS2017の一般的なカクトウZ型の配分を流用)

技:リーフブレード/スマートホーン/みきり/みがわり

このルールで幅を利かせているマリルリ、Wロトムニンフィアモロバレルの「いかりのこな」を無視して一撃で倒すことができます。また、「ハガネZ」を持たせることで、構築全体で重いアローラベトベトンに9割ほどのダメージを叩き込むことができ、後述するスカーフハギギシリの「たきのぼり」や「かみくだく」と合わせて素早く突破できます。ハガネZは読まれにくく、大会中、アローラベトベトンはほとんど先発に繰り出されたのでこの戦術が決まりやすかったです。Z持ちのカミツルギなので相手の隙をうかがいやすくなる「みがわり」を採用しましたが、シャンデラアローラガラガラにそれなりの打点が出る「つじぎり」(原案)やポリゴン2カミツルギを意識した「せいなるつるぎ」も良技だと思います。

 

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ポリゴン2@しんかのきせき

特性:ダウンロード

性格:なまいき

努力値配分:HDベース

技:トライアタック/シャドーボールじこさいせいトリックルーム

この構築のクレセリア枠。主にトリル返しと終盤の詰めを担当させました。コータスを主軸としたパーティに受け出す駒のため、HDに厚く振り、「トライアタック」を覚えさせることで低い基礎火力を補いました。「シャドーボール」はミミッキュシャンデラへの打点として非常に有用で、4倍弱点を突く相手が環境にいない「れいとうビーム」より優位だと思います。

 

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シャンデラ@カシブのみ

特性:もらいび

性格:ひかえめ

努力値配分:HCベース

技:ねっぷう/シャドーボール/みがわり/まもる

この構築のヒードラン的存在で、相手のコータスシャンデラの「ねっぷう」を「もらいび」で透かすだけでなく、「カシブのみ」を持たせることでシャンデラ同士の打ち合いにも有利になります。さらに、「みがわり」が非常に強かったです。「まもる」+「トリックルーム」から入る相手に大きな圧をかけられるだけでなく、「オッカのみ」を持たせることで炎技を耐えて「キノコのほうし」を狙うモロバレルに対しても効果てき面でした。

 

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マリルリ@こだわりハチマキ

特性:ちからもち

性格:いじっぱり

努力値配分:HAベース

技:たきのぼりアクアジェット/じゃれつく/はたきおとす

「こだわりハチマキ」を持たせたマリルリの一番の強さは「アクアジェット」で耐久に努力値を割いていないドリュウズを一撃で倒せることだと思います。これが達成できるラインまで攻撃を確保してから残りを素早さに振ることで少しでも同族に勝つ可能性を上げました。ドリュウズはこのルールで数少ないじめんタイプであり、特性も相まって非常に攻撃の一貫が取りやすいポケモンです。また、高確率で「ジメンZ」を所持しているため、このポケモンを上から一撃で倒すことによるアドバンテージは非常に大きいと言えます。圧倒的な火力を持ちますが、技の選択、特に命中不安の「じゃれつく」か火力が抑えられる「はたきおとす」で拘るかについてはシビアな場面が多かったです。

 

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ハギギシリこだわりスカーフ

特性:がんじょうあご

性格:ようき

努力値配分:AS

技:たきのぼりサイコファング/めざめるパワー(炎)/かみくだく

この構築の地雷枠です。特性「ビビットボディ」により先制技を封じて「トリックルーム」をするポケモンであるという可能性を逆手に取った高速アタッカーとなっています。本大会が始まる直前、A-PEACHモロバレル、ポリゴン2、ドリュウズマリルリシャンデラルチャブル)と呼称される完成度の高いパーティが開発され、実際に1700台後半の高レート帯に散見されました。また、これと同じ6匹でなくても似た構築と多数マッチングしました。このハギギシリドリュウズシャンデラを確実に縛れるうえ、モロバレルにも致命的なダメージを与えられます。ハギギシリマリルリを先発に投げることにより、A-PEACH系統の構築の「ルチャブルドリュウズorシャンデラ」を始めとした、ほぼすべての先発に対して圧倒的な有利を取れます。ハギギシリのスカーフもマリルリの鉢巻アクアジェットもほとんど警戒されないため、素直に動くだけで初手から4vs2になるケースも少なくなかったです。さらに、「がんじょうあご」の補正が入った火力もかなり高く、「サイコファング」でイーブイやサンダース程度であれば一撃で倒すことができます。「かみくだく」でもシャンデラを倒せるため、隣に置かれるトリトドンの「よびみず」に悩む必要がありませんでした。ラストの「めざめるパワー(炎)」はカミツルギを意識しています。大会中盤〜終盤に勝ち続けられたのはこのポケモンに依るところが大きかったと思います。

 

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モロバレル@ウイのみ

特性:さいせいりょく

性格:おだやか

努力値配分:HDベース残りB、S個体値0

技:ギガドレイン/めざめるパワー(炎)/キノコのほうし/いかりのこな

全盛期の強さを取り戻した「キノコのほうし」が非常に強かったです。このルール最強のポケモンだと思います。「オッカのみ」を持たせてコータスシャンデラの前でも動く型が多かったようですが、ポリゴン2とシャンデラで炎対策は十分だったので本来の役割を助長できる混乱実を持たせました。マリルリだけでなくトリトドンの弱点も突けるように草技を採用し、カミツルギを安定して倒すために「めざめるパワー(炎)」を仕込みました。性格が「おだやか」なのは厳選の都合によるもので特に意味はないですが、他の方の記事を拝見すると最遅モロバレルをターゲットにした調整がいくつかあったので素早さをずらしたことで得をした試合があったかもしれません。

 

選出

・対A-PEACH系統(ドリュウズシャンデラルチャブルの3匹が全て採用されている)

先発:ハギギシリマリルリ

後発:相手に応じて

 

・対アローラベトベトン入り

先発:カミツルギハギギシリ

後発:相手に応じて

 

選出を決めていたのはこの程度です。Zを持たせたカミツルギも過度に選出することはしませんでした。

 

おわりに

ハギギシリ先輩、ありがとうございました!