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【PJCS予選使用構築】グライベルスイッチ

1.はじめに

ちゅりです。今更ではありますが、僕とウサオ(@usao135)がPJCS予選で使った構築を備忘録程度に書きました。使ったのはグライベルです。

 

2.簡単な構築経緯

グライベルを回していたウサオからグラードン ツンデツンデ@2の選出でグラゼルネに楽に勝てる話を聞き、僕も実際に回したらその通りだったので、「グラゼルネに勝てるイベル構築って実はさいつよなのでは!?」ということでこれを詰めることにしました。

 

3.構築と個別解説

構築

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個別解説

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グラードン@べにいろのたま

性格:れいせい(S個体値31)

努力値:156-0-0-236-116-0

技構成:だいちのちから / だんがいのつるぎ / ふんか / まもる

調整

HD:C252ゲンシグラードンの「だいちのちから」確定耐え

C:11n

イベルタルボーマンダの「おいかぜ」、またはツンデツンデの「トリックルーム」で先手を取った後に殴っていくポケモン。こいつを軸に攻勢を立てるため、必ず選出します。

基本的にストレスフリーで技を打てるだけでなく、いざという時にはお願い断崖もできるため、エースながら非常に小回りが利きます(両刀なのでデバフにも強い)。

素早さに関しては、「トリル下で無振りグラードンの下は取らないといけない」「最遅にするよりおいかぜ下で抜ける相手を増やす方がメリットが大きい」「物理も特殊も火力は絶対に落としたくない」と順に考えて性格れいせいS個体値31としました。

 

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イベルタル@アクZ

性格:おくびょう

努力値:124-*-4-124-4-252

技構成:あくのはどう / バークアウト / おいかぜ / まもる

調整

S:最速

HD:C特化カプ・テテフの「ムーンフォース」確定耐え

C:ダークオーラ込み「Zあくのはどう」で無振りゲンシグラードン確定1発

素早さ操作と削りと耐久上昇(特殊)を兼ねます。ゼルネアスがいない構築と7世代禁止伝説(ルナアーラネクロズマ)と組んでいるゼルネアス構築に出します。環境で最も数が多いとされていたグラゼルネに対しては禁止伝説一匹でも十分戦えるので、逆にオーガレックやグラルナとのマッチアップにおいてとても心強い存在でした。

グラードンツンデツンデとのサイクル関係も良好で、GS構築を組む際にしばしば感じるまとまりの悪さ(偏り)が減らせたのも個人的に凄く良かったです。

持ち物は場に居座りやすくなるピンチベリーと迷った結果、Zクリスタルとしました。エースがゼルネアスほどの全抜きポテンシャルを持っているわけではなく、介護もそれほど必要ではないため、自分でも相手を縛れる機会を増やせる持ち物が良いだろうという判断からです。「バークアウト」はあんまり打ちませんが「デスウイング」やその他の技よりは有益な瞬間が多いと考えて採用しました。

 

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ボーマンダ@ボーマンダナイト

性格:おくびょう

努力値:4-*-0-252-0-252

技構成:ハイパーボイス / りゅうせいぐん / おいかぜ / まもる

調整

S:最速

素早さ操作と削りと耐久上昇(物理)を兼ねます。タイプ・役割ともにイベルタルと似ていますが、「おいかぜ」はこっちで打つことが多いです。

りゅうせいぐん」はグライベのマンダとしては珍しい技かもしれませんが、グラゼルネとのマッチにおいて「すてみタックル」でゼルネアスやカプ・レヒレへの打点を補うよりグラードンボーマンダを縛る方が強かったです。打つ時は場がミストフィールドではないこと()と、グラードンボーマンダを倒した後、裏から出てくるゼルネアスに起点にされない盤面を作ることを意識します。また、この構築では唯一レックウザを縛れるポケモンなので、その点においても重要な技です。

グラードン イベルタル ボーマンダ@1の選出が最大戦力となるので、明確に選出を決めていない相手に対してはその観点から考えることにしていました。

 

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ガオガエン@とつげきチョッキ

性格:わんぱく

努力値:252-4-132-*-92-28

技構成:はたきおとす / フレアドライブ / ねこだまし / とんぼがえり

調整

HB:A252ゲンシグラードンの「だんがいのつるぎ」ダブルダメージを確定耐え

S:おいかぜ下で最速ゼルネアス抜き

説明不要の最高のサポートです。サンドバッグ、味方の耐久確保、fake out pressureによる盤面制御と少しばかりの削りを行います。

「はたきおとす」は構築で処理がもたつくカプ・レヒレを削る技として採用しました。たまにガオガエンやゼルネアスにも打ちます。最後の技はひでりの恩恵を受ける「フレアドライブ」とヌケニンを倒せる「どくどく」との選択で前者を選びました。こんな選択肢ができるほどこのルールのガオガエンは「フレアドライブ」を打ちませんでした。

攻撃技で固まったので持ち物はとつけぎチョッキにしました。一応ピンチベリーとの選択ですが、この構築のガオガエンはパクパクして永らえるより相手の重い一撃をしっかり耐えて「とんぼがえり」できる方が大事だと考えています。

 

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カプ・テテフ@きあいのタスキ

性格:ひかえめ

努力値:4-*-0-252-0-252

技構成:サイコショック / ムーンフォース / ちょうはつ / まもる

調整

C:特化

S:準速

元々この枠にはカプ・コケコがいました。コケコ・ガオガエングラードンによる高火力のサイクル戦術の強さを買っての採用でしたが、メジャーな構築への回答を詰めていくうちに役割が曖昧→型が決まらないという状態に。さらに、当初はメジャー構築の一つであるゼルネレックに勝てなかったため、その対策を練る必要がありました。

そこで海外大会の結果からテテフ+鋼の組み合わせがゼルネレックに強いのでは?となったのでコケコをテテフに変更。試運転する時間はなかったので、使い易そうなタスキを持たせ、ぶっつけで本番に挑みました。

結果として確かにゼルネレックには強くなったのですが、コケコが抜けたことでカイオーガイベルタルが重くなってしまいました。また、グラードン ガオガエン カプ・コケコで回せていた練度の高いサイクルができなくなったことが想像以上に立ち回りに響きましたね。

 

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ツンデツンデ@シュカのみ

性格:ゆうかん(S個体値0)

努力値:252-36-0-*-220-0

技構成:ジャイロボール / トリックルーム / まもる / ワイドガード

HD:シュカのみ込みでC252ゲンシグラードンの「だいちのちから」を確定耐え

HB:シュカのみ込みでA特化ゲンシグラードンの「だんがいのつるぎ」を確定耐え

A:「ジャイロボール」でH振りカプ・レヒレを確定2発

素早さ操作&対ゼルネアス要員です。ゼルネアスがいる構築には必ず投げます。

相手のグラードンの前で確実に「トリックルーム」を決めるためにHDに大きく配分した上でシュカのみを持たせました。

技構成も一般的です。「いわなだれ」は相手の威嚇とらんきりゅうを考えると威力に期待できないので不採用。より汎用性の高い「ワイドカード」を選択しました。「まもる」と「ワイドカード」のどちらかを見せるともう一方への警戒が緩くなるからなのか、アドを取りやすかったです。

 

4.所感

本番の1週間前から2人で意見を出し合って組みました。構築を詰める過程は悪くなかったと思いますし、何より楽しかったのですが、さすがに練習時間が足りず、具体的な戦績を書けないほどに残念な結果となってしまいました。

メジャーと目されていた構築への勝率は悪くありませんでしたが、本番ではそういった構築にあまり当たらず、逆にトリルオーガやチョッキデスウイングイベルタルといった、事前に全く立ち回りを想定していなかったマッチによって敗北を重ねてしまいました。唐突のカクトウZでツンデが倒されて袖を濡らした試合もありましたね。

今振り返ると、テテフの枠はレヒレやチョッキを持たせたコケコなどが良かったかもしれないです。

 

5.おわりに

次のJCSはなぜか就活と丸被りしているらしい僕ですが、新作ということで楽しくやっていければと思います。次こそは応援される側に立ちたい...!