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【こがポケ2018年6月大会使用構築】レパルガッサ

 前期は3〜4本くらいしかアニメ見てないちゅりたろんです。ダリフラとひなまつりとても推せるのでみんな見ましょう

今回はこがポケ6月大会「初代シングル」で使った構築の紹介です〜

ちなみにこの記事は劇場版コードギアスの最終章を観に行く電車の中で書いてます。神アニメなのでみんな見ましょう

 

[目次]

 

1.ルール

・図鑑No.1〜149のポケモンのみ使用可能

・リージョンあり

メガシンカ禁止、Zクリスタルあり

 

2.構築経緯

 初代シングルは公式大会でも何度かルールに上がっているほどの鉄板ですが、環境は開催時に伴って異なるので毎回考察しがいがあります。今回はZ技と「アローラのすがた」をはじめとした新ポケモンを使えるため、その辺りを深く考える必要がありそうです。

まずはZ技について。メガシンカがいないためこのルールの攻めのエースポケモンカイリューパルシェンとなるわけですが、彼奴等の火力はZまで含めると尋常ではなく、不意の鋼技やハイポンZまで考慮するとヤドランやピクシーなどを採用しても受けるのが難しいです。仮に受け切れても、裏に次の積みポケが控えていた場合はそこから切り返されてしまいます。

また、7世代の産物である「のろい+リサイクル」の不沈艦カビゴンやAキュウコンによる壁展開だけでなく、王道のラッキーヤドランによる受けルといったように厄介な戦術が多数存在します。これら全てに対してメタを張ろうとすると、こちらも149+α匹からしポケモンを選べない以上、どうしても構築全体のバランスが悪くなってしまい、数値の低い弱そうなパーティしか組めない感じが否めませんでした。そして、他の人も同様のことを考えた後に結局は流用できるやんとか言いながら普通の高種族値スタンを組む可能性が高いと考えました。

そこで僕はマイナー寄りの「強い搦め手」が思いつければ勝率を稼げるのではないかと思い、恒例のポケ徹を巡りをしていました。

そんなときに出会ったのがペルシアンです。技一覧を見てみるとタマゴ技に「ねこのて」があり、BW時代の暗黒戦術が頭をよぎりました。そして好都合なことにこの環境には「キノコ」と「メタモン」が生息しています。

レパルガッサメタモンで一気に3枠埋まり、あとは補完を考えるだけとなりましたが、その段になってぐだぐだ悩み始めたので、めんどくさくなって本家レパルガッサの補完としてメジャー[*1]だった「バンドリ+ラティ」を模倣して「キュウコンサンド+ウインディ」で行くことにしました。

 

3.並びと個別解説

並びf:id:Churi2929:20180703183600p:plain

個別解説

f:id:Churi2929:20180703183137p:plainAペルシアン@たべのこし

特性:ファーコート

性格:おくびょう

実数値:161(164)-*-80(0)-95(0)-97(92)-183(252)

技構成:あくのはどう/ねこのて/わるだくみ/みがわり

レパルダスです。ここでレパルガッサを知らない清い人向けにこの構築の戦術を簡単に説明しておきます。

特性「いたずらごころ」のレパルダスが先制で「ねこのて」を使う。「ねこのて」はこちらの控えのポケモンの覚えている技からランダムに一つを選んで使う技で、一部の技は選択されない仕様となっている。そこで、控えを「キノコのほうし」以外を「ねこのて」で選択されない技で固めたキノコと「へんしん」を覚えたメタモンのみにしておくことで確実に「ねこのて」で「キノコのほうし」を打てるようになる。その後、みがわり→積み技→起きたら寝かせる→みがわりのループで積み切って全抜きする。

つまるところ、命中100の先制催眠ゲーができるわけですね。初めてこれ考えた人は天才かなって思います。そんな外道戦術も登場当時からラムのみや先制みがわりなど、弱点はそこそこありました。そして現在の対戦環境ではほうしが効かない草タイプと3種類のフィールドが普通に無理なので、優先度を捨てて一番速い猫であるマニューラを使うことでひっそりと生き延びているらしいです。しかしこの環境ではペルシアンより速いポケモンが非常に少なく、フィールドもほぼ存在しないため、この戦術に大きな可能性を感じ、採用に至りました。

ポケモンそのものについて、Kペルシアンでは一致技がノーマルで一貫性に乏しく、物理の積み技が「つめとぎ」のみで、全抜き体制を整えるまでに時間がかかるため、「わるだくみ」から無効タイプのない一致技を打てるAペルシアンにしました。相手が最速起きを連発してきたときにも、「あくのはどう」の怯みが最後の砦となってくれるはずです。耐久寄りの努力値配分は下からも「ねこのて」を打てる可能性を上げることでハメられる範囲を広げたかったからなのですが、そういった場面には全く遭遇しなかったし、逆に火力に全く割かなかったために、積み切っていないときの決定力が下がったことで最速起きを連発されて負けそうになった試合があったのでCSベースの方が良かったのかなと思います。

意気揚々とクソゲーしに行ったらなんとネフォニーとハクレイさんもこの並びを使っていて、思わず「ポケサーの代表になる奴ってこんなのばっかりなのか」と。

 

f:id:Churi2929:20180703183224p:plainパラセクト@ジメンZ

特性:かんそうはだ

性格:いじっぱり

実数値:167(252)-161(252)-100(0)-*-100(0)-51(4)

技構成:キノコのほうし/あなをほる/カウンター/まもる

ガッサです。BW当時はドーブルと選択らしかったですが、この世界にクソ犬は存在しないので道端のおおきなキノコを採ることに。技は先述の通り「キノコのほうし」以外は選ばれない技でなくてはならないので、元々弱いくせに戦闘力はほぼ皆無です。「カウンター」するならタスキでええやんって感じですが、相手に「みがわり」サンダースや「ちょうはつ」マルマインがいるとこの戦術が根本から破壊されるので、逆に先発に出てきたそいつらを破壊できる「Zあなをほる」型にしました。Sに4振ったのは同族のカビゴンを上から眠らせるためです。

 

f:id:Churi2929:20180703183247p:plainメタモン@こだわりスカーフ

特性:かわりもの

実数値:H155(252)

メタモンです。この戦術のストッパー役となる好都合ポケモン。相手が上手く立ち回って上からペルシアンが落とされる状況になったとき、パラセクトを切って死に出しメタモンから抜き返します。積んだアタッカーを無傷で倒すためにスカーフ持ち。NNはメザホノオです。

 

f:id:Churi2929:20180703183306p:plainAキュウコン@つめたいいわ

特性:ゆきふらし

性格:おくびょう

実数値:149(4)-*-95(0)-133(252)-120(0)-177(252)

技構成:ふぶき/フリーズドライオーロラベール/アンコール

裏選出ポケモン。WCSで使ってた個体を連れてきました。壁を張って裏のサンドパンの全抜き体制を補助します。霰ターンが続かないとサンドパンで全抜きする隙を作りにくいと感じたので持ち物はつめたいいわにしました。技について、本当は「ぜったいれいど」を仕込みたかったのですが、大会直前にウロコで覚えさせようとしたら無理って言われたので仕方なくこの構成に。とはいえ「アンコール」も対カビゴンで役に立ったし、そもそも基本的に選出しないはずなのでなんでも良かった気がします。

 

f:id:Churi2929:20180703183324p:plainAサンドパン@コオリZ

特性:ゆきかき

性格:いじっぱり

実数値:155(36)-167(252)-140(0)-*-85(0)-113(220)

技構成:つららおとし/アイアンヘッド/じしん/つるぎのまい

キュウコン展開の抜きエース。WCSで使ってた個体を連れてきました。かわいい。持ち物は打点を大きく延長できるコオリZに。技はまあ普通の。砂や霰といった特徴的な並びは相手に対応ポケモンの選出を強制できるので、多少は表選出が通しやすくなるのかもしれませんね。Aサンドパンは一致技の通りが非常に良く、表選出と悩むほどに刺さりを感じる相手が多かったので、このルールの採用し得ポケモンだと思います。

 

f:id:Churi2929:20180703183343p:plainウインディ@こだわりハチマキ

特性:いかく

性格:いじっぱり

実数値:185(156)-165(156)-101(4)-*-111(84)-129(108)

技構成:フレアドライブしんそくワイルドボルトインファイト

裏選出の補完を務める番犬です。WCSで使ってた個体を連れてきました。受け出しやすいチョッキと一発の火力がエグいハチマキで悩みましたが、「ウインディで切り込む」→「霰で荒らす」→「ウインディの神速で締める」みたいな流れがカッコいいなって思ったので神速の威力を上げるハチマキにしました。「インファイト」でカビゴンを押し切れるのも魅力。

 

4.選出

基本選出:f:id:Churi2929:20180703183137p:plainf:id:Churi2929:20180703183224p:plainf:id:Churi2929:20180703183247p:plain

なんかキナ臭いとき(は?):先発f:id:Churi2929:20180703183224p:plain

なんか無理そうなとき:f:id:Churi2929:20180703183306p:plainf:id:Churi2929:20180703183324p:plainf:id:Churi2929:20180703183343p:plainorf:id:Churi2929:20180703183247p:plain

 

5.戦績

24人総当たりで15-4(勝ち3点、負け1点方式)

最終2位。催眠ゲー最強w!

勝率2位のレグが2回目の月曜に来れなかったので消化数で順位が繰り上がって銀メダル。先月の月一で景品として大量のポテチをあげたパルスィさんから逆にイーブイのかわいいキーホルダーを貰いました!

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ありがとうこざいますm(_ _)m

  

6.反省点

 ギミック構築であるため、レパルガッサで勝利した試合は基本的にワンサイドゲームで安定感がありました。裏選出のAサンドパンも一貫する相手が多く、戦いやすかったです。しかしながら、幾つか考察不足を感じた試合がありました。

一つは天然ピクシーを考慮できていなかったことです(は?)。Aペルシアンより遅い相手は基本的に先発ペルシアンでeasy winする予定でしたが、天然ピクシーに対しては「ちいさくなる」や「つきのひかり」によってこちらの「あくのはどう」のppが削り切られてしまいます。また、べらぼうに高い特殊耐久を持つラッキーに対しては当初起き上がりで怯みを引ければ突破できると見込んでいましたが、実際に当たった構築の中にピクシー+ラッキー+カビゴンといった相手が2人いました。幸運なことにこの構築は指振り統一で回復ソースがなかったため、ペルシアンで全抜きできたのですが、もし道楽で「たまごうみ」などを覚えてたら負けていたので、高耐久ポケモンを少し舐めていたことは反省する必要がありそうです。

また、パルシェンカイリューのストッパーとして使われるスカーフ持ちのAキュウコンへの考慮が薄かったと感じました。直接スカーフキュウコンが敗因となった試合はない(勘が働いて裏選出をしたり、それ以前に別のポケモンに負けたり)のですが、ペルシアンキュウコンの偶発対面で「ねこのて」を押すときは常にヒヤヒヤでした。

大抵の構築にピクシーとAキュウコンのどちらかは存在していたため、表選出については「相手のパーティにピクシーがいる場合は使えない」「先発にAキュウコンが投げられた場合はお祈りねこのてするしかない」という、一度に3匹の選出を強制する構築としてあまりにもガバガバだと言わざるを得ません。

この問題の解決案としては、逆にKペルシアンを採用するという方法が考えられます。個別解説の項でAペルシアンを採用した理由に悪技の一貫性を挙げましたが、今回の大会においてゴーストタイプのゲンガーとAガラガラは先のフェアリー2匹と比較すると採用率は低く、結果論ではありますが、悪技よりもノーマル技の方が一貫性が高かったと言えます。また、積み技も天然に妨害される「わるだくみ」ではなく、「いやなおと」を打って相手の防御を下げて殴る方針を採れば良かったですね。

クソゲーかましてごめんなさい。こんな僕ですが今年も仲よくしてくれると嬉しいです 

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