1.はじめに
5月月一大会、「全国ダブル」で使用した構築です。結果は予選1位抜けからのトナメベスト4という残念なものになりましたが、せっかく作ったので備忘録として。。
使った並びはこんな感じ。パーティ名は去年の納会大会「ピカコイ2on2」から。
2.構築経緯
せっかくの月一大会なので僕の好きなポケモンであるを採用した構築を組むことにしました。
次に構築の軸ですが、日本ではライチュウ入りの構築記事がほとんどなかったため、海外大会の結果を参考にしました。
今回はその中でを軸とし、サポーターにを採用した構築に目をつけてパーティを組んでいきました。メガギャラドスは優秀な特性と積み技を持つものの、タイプ的にカプ全員に弱く、技の範囲と威力も微妙です。しかしながら、環境トップのメガ枠であるやに強く、物理ATでありながら威嚇枠筆頭のとに有利を取れるという、見過ごせない長所もあります。実際僕もレートでギャラドスを見かけると「めんどくさいなあ」ぐらいには思っていました。
そんなギャラドスをライチュウの特性「ひらいしん」や技「ねこだまし」「アンコール」などで支援します。ライチュウたちのサポートを活用し、十全に積んだギャラドスでスイープするのが理想の流れです。
残りのメンツについて、まず、フィールド枠にを採用しました。ブルルの採用理由は一部消極的で、それは他のカプだとタイプと特性がギャラドスとライチュウに噛み合わない、というものです。
ただ、メガギャラドスが一切の有効打を持たないに強い、グラスフィールドにより回復手段の無いギャラドスが積みやすくなる、ギャラ+ブルルの2匹で雨に強く出れる、といった前向きな採用理由も存在します。
ここまで採用したギャラドスとカプ・ブルルはどちらも物理ATであり、ギャラドスは積むために居座ることが多いので、威嚇奴に有利とは言ったものの何度も回されるとしんどいです。そこで採用候補に挙がったのが特性「まけんき」のです。ウォーグルはタイプ的にライチュウの恩恵を受け易く、また「おいかぜ」による素早さ操作もこなすことができます。さらに、この構築で重めなジャラランガに対する打点も兼ねています。
あとは適当にトリルよりの構築(ミミカビなど)への回答と、選出の柔軟性の向上を図ってとを採用して完成です()
3.個別解説
特性:ひらいしん
性格:おくびょう
持ち物:きあいのタスキ
実数値:165(236) - 99(0) - 76(4) - 111(4) - 102(12) - 178(252)
技構成:ねこだまし/ボルトチェンジ/ほっぺすりすり/アンコール
備考
S:最速
メガギャラ最高の相棒。コケコやサンダーの電気打点を抑えてギャラドスの「りゅうのまい」やウォーグルの「おいかぜ」に繋ぎます。
相手のメガメタグロスと素早さを競うことが多いのでメジャーな最速タスキでの採用。当たった試合は全部同速負けしました。また、今回はライチュウに一切の打点を求めていなかったので、残りの努力値はほとんど耐久に割きました。
技は必須の「ねこだまし」、電気技を縛った状態でこちらのサイクルを回せる「ボルトチェンジ」、知らない人を分からせる「アンコール」、ブルル採用にしたことで打ちやすくなった「ほっぺすりすり」としました。すりすりは第2の素早さ操作としてもカウントできるので戦術の幅が広がります。
大会中では持たせなかったけど、最低限に満たないくらいの耐久はあるので意識の「ぼうじんゴーグル」もありかなって思ってました。
特性:いかく→かたやぶり
性格:いじっぱり
持ち物:ギャラドスナイト
実数値:193(180) - 209(116) - 130(4) - * - 151(4) - 127(204)
備考
H:16n+1
A:11n
S:+1で最速120族抜き
構築のメガ枠であり主軸。性格を「ようき」にすることで1舞で多くのポケモンを抜けるようになりますが、火力と耐久がかなり疎かになるのでエースとして心許ないです。個人的には耐久と火力を重視して1舞したときの安定感を上げたり、2舞しやすくするように配分した方が強いと思います。
素早さ設定の指標はメガボーマンダとスカーフバンギラスです。Hはブルルと組ませることを意識しました。
技は上記4つで完結しています。範囲を広げようとしてもさらに威力の低い技しかないので、長所を活かす方針を取りました。
あんまり強そうに書けなかったですが、やの構築と当たった時はちゃんとメガ枠らしい活躍を見せてくれたので使用感は悪くなかったです。
特性:グラスメイカー
性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
実数値:171(204) - 176(76) - 136(4) - * - 116(4) - 123(220)
技構成:ウッドハンマー/ウッドホーン/ばかぢから/ストーンエッジ
備考
A:11n
S:準速70族抜き
フィールド枠です。雨やレヒレをしっかり見たかったのでチョッキ型にしました。その上でレヒレとキリキザンを縛りたかったので素早さにも多く配分しました。この配分は雨の集中攻撃が怪しいように見えますが、素早くしたことで大抵のペリッパーより速いため、ペリッパーの「ぼうふう」を受ける前に「ウッドホーン」で反撃回復ができます。
持ち物がチョッキなので技は単純に攻撃技4つで固めました。「ばかぢから」は辺りを、「ストーンエッジ」はを一応意識しています。
特性:まけんき
性格:ようき
持ち物:ヒコウZ
努力値:185(76) - 164(164) - 96(4) - * - 97(12) - 145(252)
技構成:まもる/ブレイブバード/ばかぢから/おいかぜ
備考
H:6n-1
A:ブレイブバードZでB+1ジャラランガを確定1発 /A+1ばかぢからでH振りガオガエン確定1発
B<D(ガオガエンと並べた時のDL対策)
S:最速
最近流行りのまけんきマン。持ち物はメインウエポンが反動技であることや射程距離を広げたいことから「ヒコウZ」にしました。
実際に使ってみた感想としては、超火力のおいかぜ要員といった感じで、そのおかげでライチュウと並んで「ねこだまし」+「おいかぜ」のムーブ後も即座に火力を叩き込めるためライチュウがギャラドスやブルルに交代するターンの隙を埋めることができます。
火力に関して、上に載せたもの以外ではA+1のZブレイブバードでメガボーマンダを一撃で沈めることができます。使う際はこの辺りのダメージ感覚を覚えておけば良さそうです。
素早さは最速にすることで準速ジャラランガの他に準速ドリュウズを抜くことができます。
特性:いかく
性格:いじっぱり
持ち物:フィラのみ
実数値:192(172) - 183(252) - 111(4) - * - 111(4) - 90(76)
備考
H:16n
A:特化
S:おいかぜ込みで最速110族抜き
汎用ポケモン。主にガチトリルとゲンガーやカビゴンが絡む構築を見てもらいます。一応おいかぜに乗りやすい配分にしてみましたが、耐久の低いガエンは弱かったです。
ただ、「ほえる」は上記の役割を遂行するためにそこそこ役に立ちました。相手から想定されない動きでゲンガーの滅びをリセットしたり、太鼓積んだカビゴンをそのまま流したりできるのは 面白いと思います。
特性:バトルスイッチ
性格:れいせい
持ち物:じゃくてんほけん
実数値:167(252) - 70(0) - 170(0) - 112(252) - 171(4) - 72(0)
技構成:キングシールド/シャドーボール/ラスターカノン/かげうち
備考
全個体値V
S:おいかぜ込みで準速ランドロス抜き
汎用ポケモンその2。Zをウォーグルに取っているので「じゃくてんほけん」を持たせてみましたが、最近保険ガルドが軽視されているのかよく不一致炎技が飛んできてキュピーンってなりました。ライチュウによって電気技を抑えられたサンダーの「ねっぷう」などが狙い目ですね。
4.選出
基本選出
先発:
後発:
VSグロス系統
先発:
後発:
VS雨
先発:
後発:
他の構築は刺さるポケモンを考えながら基本選出をいじる感じ。ギャラドスは積極的に出します。
5.おわりに
読んでくれてありがとうございます~
QR:https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-CCE7-4660
今期の覇権はダリフラかなーやっぱりwww