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【プリティプリマ使用構築】[最終6位]ハギギシリスタン 

はじめに

記念すべきブログ初記事は6月下旬に公式で開かれたインターネット大会「プリティプリマ」で使用した構築の紹介です。といってもサークルの先輩が使った構築をほぼパクったものなので、構築経緯は省いています。

 

戦績

33戦消化 29勝4敗 最終レート1861 6位

公式大会でここまでいいレートを叩き出せたのは初めてでとてもうれしかったです。まだまだ対戦消化したかったのですが、ここに到達したときに最終日の朝5時になっており、たいみつ引いたので潜るのを止めて寝ちゃいました。。

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ルール

ダブルバトル 6450フラット

ポケモン図鑑で「身長1.0m」以下のポケモンのみ使用可能

ポケモンにメガストーンを持たせることは禁止

 

環境概観

ミミッキュポリゴン2のトリル展開

ルチャブルヤミカラスドリュウズのおいかぜ展開

・Z「あなをほる」リーフィアで天敵のシャンデラを克服したコータス晴れ構築

ポリゴンZねこだまし要員やかつての力を取り戻したモロバレルで護衛する構築

が多く見られました。

 

使用構築

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個別解説

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カミツルギ@ハガネZ

特性:ビーストブースト

性格:ようき

努力値配分:DSベース(WCS2017の一般的なカクトウZ型の配分を流用)

技:リーフブレード/スマートホーン/みきり/みがわり

このルールで幅を利かせているマリルリ、Wロトムニンフィアモロバレルの「いかりのこな」を無視して一撃で倒すことができます。また、「ハガネZ」を持たせることで、構築全体で重いアローラベトベトンに9割ほどのダメージを叩き込むことができ、後述するスカーフハギギシリの「たきのぼり」や「かみくだく」と合わせて素早く突破できます。ハガネZは読まれにくく、大会中、アローラベトベトンはほとんど先発に繰り出されたのでこの戦術が決まりやすかったです。Z持ちのカミツルギなので相手の隙をうかがいやすくなる「みがわり」を採用しましたが、シャンデラアローラガラガラにそれなりの打点が出る「つじぎり」(原案)やポリゴン2カミツルギを意識した「せいなるつるぎ」も良技だと思います。

 

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ポリゴン2@しんかのきせき

特性:ダウンロード

性格:なまいき

努力値配分:HDベース

技:トライアタック/シャドーボールじこさいせいトリックルーム

この構築のクレセリア枠。主にトリル返しと終盤の詰めを担当させました。コータスを主軸としたパーティに受け出す駒のため、HDに厚く振り、「トライアタック」を覚えさせることで低い基礎火力を補いました。「シャドーボール」はミミッキュシャンデラへの打点として非常に有用で、4倍弱点を突く相手が環境にいない「れいとうビーム」より優位だと思います。

 

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シャンデラ@カシブのみ

特性:もらいび

性格:ひかえめ

努力値配分:HCベース

技:ねっぷう/シャドーボール/みがわり/まもる

この構築のヒードラン的存在で、相手のコータスシャンデラの「ねっぷう」を「もらいび」で透かすだけでなく、「カシブのみ」を持たせることでシャンデラ同士の打ち合いにも有利になります。さらに、「みがわり」が非常に強かったです。「まもる」+「トリックルーム」から入る相手に大きな圧をかけられるだけでなく、「オッカのみ」を持たせることで炎技を耐えて「キノコのほうし」を狙うモロバレルに対しても効果てき面でした。

 

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マリルリ@こだわりハチマキ

特性:ちからもち

性格:いじっぱり

努力値配分:HAベース

技:たきのぼりアクアジェット/じゃれつく/はたきおとす

「こだわりハチマキ」を持たせたマリルリの一番の強さは「アクアジェット」で耐久に努力値を割いていないドリュウズを一撃で倒せることだと思います。これが達成できるラインまで攻撃を確保してから残りを素早さに振ることで少しでも同族に勝つ可能性を上げました。ドリュウズはこのルールで数少ないじめんタイプであり、特性も相まって非常に攻撃の一貫が取りやすいポケモンです。また、高確率で「ジメンZ」を所持しているため、このポケモンを上から一撃で倒すことによるアドバンテージは非常に大きいと言えます。圧倒的な火力を持ちますが、技の選択、特に命中不安の「じゃれつく」か火力が抑えられる「はたきおとす」で拘るかについてはシビアな場面が多かったです。

 

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ハギギシリこだわりスカーフ

特性:がんじょうあご

性格:ようき

努力値配分:AS

技:たきのぼりサイコファング/めざめるパワー(炎)/かみくだく

この構築の地雷枠です。特性「ビビットボディ」により先制技を封じて「トリックルーム」をするポケモンであるという可能性を逆手に取った高速アタッカーとなっています。本大会が始まる直前、A-PEACHモロバレル、ポリゴン2、ドリュウズマリルリシャンデラルチャブル)と呼称される完成度の高いパーティが開発され、実際に1700台後半の高レート帯に散見されました。また、これと同じ6匹でなくても似た構築と多数マッチングしました。このハギギシリドリュウズシャンデラを確実に縛れるうえ、モロバレルにも致命的なダメージを与えられます。ハギギシリマリルリを先発に投げることにより、A-PEACH系統の構築の「ルチャブルドリュウズorシャンデラ」を始めとした、ほぼすべての先発に対して圧倒的な有利を取れます。ハギギシリのスカーフもマリルリの鉢巻アクアジェットもほとんど警戒されないため、素直に動くだけで初手から4vs2になるケースも少なくなかったです。さらに、「がんじょうあご」の補正が入った火力もかなり高く、「サイコファング」でイーブイやサンダース程度であれば一撃で倒すことができます。「かみくだく」でもシャンデラを倒せるため、隣に置かれるトリトドンの「よびみず」に悩む必要がありませんでした。ラストの「めざめるパワー(炎)」はカミツルギを意識しています。大会中盤〜終盤に勝ち続けられたのはこのポケモンに依るところが大きかったと思います。

 

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モロバレル@ウイのみ

特性:さいせいりょく

性格:おだやか

努力値配分:HDベース残りB、S個体値0

技:ギガドレイン/めざめるパワー(炎)/キノコのほうし/いかりのこな

全盛期の強さを取り戻した「キノコのほうし」が非常に強かったです。このルール最強のポケモンだと思います。「オッカのみ」を持たせてコータスシャンデラの前でも動く型が多かったようですが、ポリゴン2とシャンデラで炎対策は十分だったので本来の役割を助長できる混乱実を持たせました。マリルリだけでなくトリトドンの弱点も突けるように草技を採用し、カミツルギを安定して倒すために「めざめるパワー(炎)」を仕込みました。性格が「おだやか」なのは厳選の都合によるもので特に意味はないですが、他の方の記事を拝見すると最遅モロバレルをターゲットにした調整がいくつかあったので素早さをずらしたことで得をした試合があったかもしれません。

 

選出

・対A-PEACH系統(ドリュウズシャンデラルチャブルの3匹が全て採用されている)

先発:ハギギシリマリルリ

後発:相手に応じて

 

・対アローラベトベトン入り

先発:カミツルギハギギシリ

後発:相手に応じて

 

選出を決めていたのはこの程度です。Zを持たせたカミツルギも過度に選出することはしませんでした。

 

おわりに

ハギギシリ先輩、ありがとうございました!